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岩槻大師・弥勒密寺(みろくみつじ)
関東三十六不動霊場
霊場専用の納経帳で巡拝しました。
由緒
宝亀五年(774年)に桓武天皇の兄である開成(かいじょう)和尚によって開山されました。
巡錫(じゅんしゃく)の途中に当地に立ち寄り、疫病に苦しむ衆生を救うため、
弥勒菩薩を安置して創建されました。
大同二年(807年)に弘法大師空海が巡錫した折、本尊の不動明王を始め仏像五体を彫り、
安置しました。
寛元四年(1246年)に六波羅探題を務めた北条重時によって梵鐘が寄進されました。
本堂
現在の本堂は昭和五十三年(1978年)に鉄筋コンクリート造で建立されました。
写経剃髪殿
清書した般若心経と、自らの分身や故人の形見として一髪を奉納することで剃髪得度し、
佛弟子として功徳を授かることができます。
堂の周囲には三十六童子像がありました。
薬師堂
眼病に霊験のあるお薬師さまが祀られています。
交通安全祈願殿
自動車の安全祈願として祈祷が行われます。
人形大師
人形のまち岩槻だけに、お大師さまも人形を持っていました。
岩槻大師弥勒密寺のご朱印
平成二十三年拝受:関東三十六不動霊場第三十一番札所・ご朱印
令和五年拝受:関東三十六不動霊場第三十一番札所・ご朱印
令和五年拝受:遍照尊・ご朱印
寺院情報
- 住所:埼玉県さいたま市岩槻区本町2-7-35
- アクセス:東武野田線岩槻駅徒歩約18分
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関東三十六不動霊場は、不動明王をお祀りする寺院を巡るものです。
昭和六十二年(1987年)に開創されました。
三十六ケ所の札所は、不動明王の眷属(けんぞく)である、
三十六童子がお護りする尊像を巡拝の御本尊としたことから定まったものです。
不動尊への信仰は古くから関東地方の南部で篤いため、
我が国最大の不動尊の霊域ということができます。