栃木県芳賀郡益子町:坂東三十三観音霊場第二十番札所:西明寺のご朱印

益子観音(ましこかんのん):『笑い閻魔』のご朱印:西明寺(さいみょうじ)

益子焼(ましこやき)

益子は益子焼で有名です。益子焼窯元共販センターには、
巨大な益子大狸像「ぽんたくん」が飾られていました。

坂東三十三観音霊場

坂東三十三観音霊場

鎌倉幕府初代将軍源頼朝によって発願され、
三代将軍源実朝が西国霊場を模範として札所を制定しました。
札所は鎌倉を出発点関東七県に点在し、全行程は1,300㎞です。
室町時代には『西国三十三観音霊場』『秩父三十四観音霊場』と合わせて、
『百観音巡礼』が行われるようになりました。

坂東三十三観音霊場専用の御朱印帳巡拝しました。

文化財案内

西明寺には多くの国指定重要文化財栃木県指定重要文化財有形文化財などがあります。

由緒

天平九年(737年)行基によって開かれたといわれています。

中世の西明寺は、益子の支配者であった益子氏の庇護を受け、栄えましたが、
正平六年(1351年)益子氏の拠点である益子城落城し、
西明寺も堂宇のほとんどを焼失しました。

その後諸堂は復興し、江戸幕府からは朱印状が与えられました。

天然記念物:西明寺の椎林叢(しいりんそう)

西明寺の周囲の森は、シイ・カシ・ツバキなどの巨木からなる、
椎林叢(しいりんそう)があります。

楼門への参道階段両脇2メートル以上の椎林があり、県天然記念物に指定されています。

国指定重要文化財:楼門(仁王門)

室町時代明応元年(1492年)再建されました。

屋根茅葺きになっています。

国指定重要文化財:三重塔

天文十二年(1543年)西明寺城主益子家宗建立したと伝えられています。

関東以北で最も古い塔のひとつだそうです。

本堂

現在の本堂元禄十五年(1702年)建築されました。

本堂には木造の夫婦像がありました。

本堂から見た楼門や境内の眺めです。右側には鐘楼堂が見えます。

内陣(撮影許可済み)

国指定重要文化財厨子安置されており、お前立ちの十一面観音が立っていました。

閻魔堂

閻魔堂正徳四年(1714年)建立され、寛保三年(1743年)再建されました。

堂内の閻魔大王は、大きく口をあけ笑っているように見えるため、
『笑い閻魔』呼ばれています。

弘法大師堂

堂内には三十体あまりの弘法大師像が並べられています。

鐘楼堂

享保七年(1722年)建立で、梵鐘寛文十一年(1671年)鋳造です。

天然記念物・楠

地蔵菩薩像

慈母観音

太田水穂(おおたみずほ)歌碑

『根をたえで世々につきつぐこの花の光りあまねき普陀落の庭』歌碑です。

萬霊供養塔と弘法大師像

庫裡

休憩所

ご朱印は休憩所で頂きました。休憩所には『笑い閻魔』の絵もありました。

休憩所からの景色が、自然豊かで見事です。

ネコものんびりと過ごしていました。

西明寺のご朱印

平成十八年拝受:坂東三十三観音霊場第二十番札所・ご朱印

令和四年拝受:坂東三十三観音霊場第二十番札所・ご朱印

令和四年拝受:坂東三十三観音霊場第二十番札所・御詠歌

令和四年拝受:『笑い閻魔』ご朱印

御朱印帳に直接書いて頂きました。「何時も笑顔が福を呼ぶ」と書かれています。

寺院情報

  • 住所:栃木県芳賀郡益子町益子4469
  • アクセス:鉄道・真岡鉄道益子駅下車
         自動車・北関東自動車道真岡I,C
  • HP:http://www.fumon.jp/

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