千葉県千葉市中央区:坂東三十三観音霊場第二十九番札所:千葉寺のご朱印

鎌倉幕府有力御家人・千葉常胤(ちばつねたね)ゆかりの寺院:千葉市内最古の寺院:千葉寺(せんようじ)

坂東三十三観音霊場

坂東三十三観音霊場

鎌倉幕府初代将軍源頼朝によって発願され、
三代将軍源実朝が西国霊場を模範として札所を制定しました。
札所は鎌倉を出発点関東七県に点在し、全行程は1,300㎞です。
室町時代には『西国三十三観音霊場』『秩父三十四観音霊場』と合わせて、
『百観音巡礼』が行われるようになりました。

専用の御朱印帳巡拝しました。

鎌倉幕府有力御家人・千葉常胤(ちばつねたね)

千葉常胤

桓武平氏良文流千葉氏の一族です。千葉常重の息子で、
上総広常(かずさひろつね)とは又従兄弟です。
千葉家中興の祖といわれています。
源頼朝平家打倒の挙兵に参加し、鎌倉幕府有力御家人となりました。
建仁元年(1201年)亡くなりました。享年八十四でした。

千葉氏の居城である亥鼻城(千葉城)に近いことから、千葉常胤の時代に祈願所となりました。
一度焼失しましたが、千葉常胤再建しました。

由緒

和銅二年(709年)に東国巡錫(じゅんしゃく)中の行基が、十一面観音像安置し、
聖武天皇から勅願を賜り、千葉寺と称したといいます。

発掘調査により、金堂を中心に南大門、東大門、西大門、講堂などの伽藍を配した、
大寺だったことがわかっています。

仁王門

仁王門天保十二年(1841年)再建されました。

本堂

昭和二十年空襲で仁王門を除くほとんどの堂宇が焼失しましたが、
昭和五十一年(1976年)再建されました。

大師堂

文政年間(1818年~1830年)建立されました。

瀧蔵(りゅうぞう)神社

境内の奥に鎮座しています。

千葉寺の公孫樹(いちょう)

和銅二年(709年)行基によってもたらされたと伝えられます。
高さ三十メートルもあります。

千葉寺のご朱印

平成十八年拝受:坂東三十三観音霊場第二十九番札所・ご朱印

寺院情報

  • 住所:千葉県千葉市中央区千葉寺町161
  • アクセス:京成千原線千葉寺駅徒歩約10分

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