東京都豊島区:江戸六地蔵第四番:眞性寺のご朱印

旧中山道(きゅうなかせんどう):眞性寺(しんしょうじ)

由緒

創建年代は不明ですが、聖武天皇の祈願により、行基菩薩が開いたと伝えられています。
元和年間(1615年~1624年)に中興されています。
江戸幕府八代将軍徳川吉宗もたびたび立ち寄ったといわれています。

江戸六地蔵第四番:銅造地蔵菩薩坐像

正徳四年(1714年)に造立されました。高さは二百六十八センチあります。

江戸六地蔵(えどろくじぞう)

江戸六地蔵

宝永三年(1706年)に江戸深川の地蔵坊正元が発願して、
京都の六地蔵に倣って、江戸の出入口六箇所地蔵菩薩坐像を造立しました。

神田鍋町の鋳物師太田駿河守藤原正儀によって鋳造されました。
像の高さはいずれも二百七十センチ前後でした。

第一番:品川寺(旧東海道):東京都品川区

第二番:東禅寺(奥州街道):東京都台東区

第三番:太宗寺(甲州街道):東京都新宿区

第四番:眞性寺(旧中山道):東京都豊島区

第五番:霊巖寺(水戸街道):東京都江東区

第六番:永代寺(千葉街道):東京都江東区

     ※明治の廃仏毀釈により廃寺となり、
     塔頭の吉祥院永代寺と改称されました。

第六番:浄名院東京都台東区

六地蔵の左は子安地蔵尊となります。

六地蔵とともにお線香の煙が絶えません。

本堂

本堂から見た六地蔵です。迫力があります。

阿弥陀堂

旧中山道側山門

にぎやかな巣鴨地蔵通り商店街側の山門と違い、旧中山道側は静かです。

江戸・東京の農業:旧中山道タネ屋街道

旧中山道を歩く旅人は、
弁当を食べるため農家のに立ち寄り縁側を使わせてもらうこともありました。
その時に見慣れない野菜を見かけると、国元で栽培しようとタネを買うことがありました。

その後農家の副業としてタネを販売するようになり、
巣鴨のとげぬき地蔵から板橋区清水町にいたる約六キロの間に、
タネ屋問屋や小売店が立ち並んだそうです。

弘法大師像

本堂とご朱印を頂いた寺務所の間に弘法大師像があります。

芭蕉句碑

松尾芭蕉の句碑があります。

境内に山形啓翁桜(けいおうざくら)

境内には山形啓翁桜(けいおうざくら)が展示されていました。

眞性寺のご朱印

御本尊・薬師如来:ご朱印

江戸六地蔵第四番:ご朱印

寺院情報

  • 住所:東京都豊島区巣鴨3-21-21
  • アクセス:JR山手線・都営三田線巣鴨駅すぐ

眞性寺周辺

染井吉野の碑

巣鴨駅前にあるすがも桜並木通りに『染井吉野』の碑があります。
ソメイヨシノは江戸時代に染井村(駒込)の植木職人が品種改良しました。

明治三十三年染井吉野と命名されました。

徳川慶喜巣鴨屋敷跡

明治三十年(1897年)徳川慶喜六十一歳の時に移り住みました。
それまでは大政奉還後静岡で長い謹慎生活を送っていました。

明治三十四年十二月までの四年間住んでいました。
その後小日向第六天町(現文京区小日向1~4丁目付近)に移りました。

引っ越しの理由は巣鴨邸のすぐ脇を鉄道(現在の山手線)が通ることが決まり、
その騒音を嫌ってとのことだそうです。

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