Contents
- 1 日本三大東照宮:日光東照宮
- 1.0.1 日本三大東照宮
- 1.0.2 全国東照宮めぐり
- 1.0.3 全国東照宮めぐり:御朱印帳
- 1.0.4 由緒
- 1.0.5 国指定重要文化財:石鳥居(一ノ鳥居)
- 1.0.6 国指定重要文化財:五重塔
- 1.0.7 国指定重要文化財:御旅所
- 1.0.8 騎馬専用坂道
- 1.0.9 国指定重要文化財:表門(仁王門)
- 1.0.10 国指定重要文化財:神厩舎(しんきゅうしゃ)
- 1.0.11 神厩舎の三猿
- 1.0.12 経蔵(輪蔵)
- 1.0.13 国指定重要文化財:三神庫
- 1.0.14 水屋(国指定重要文化財)
- 1.0.15 国指定重要文化財:神與社(しんよしゃ)
- 1.0.16 国宝:陽明門
- 1.0.17 陽明門の逆柱(さかさばしら)
- 1.0.18 国宝:廻廊
- 1.0.19 修復中の陽明門(平成二十八年参拝)
- 1.0.20 国宝:唐門
- 1.0.21 修復中の唐門(平成二十八年参拝時)
- 1.0.22 国宝:御本社(拝殿)
- 1.0.23 国指定重要文化財:神楽殿
- 1.0.24 国指定重要文化財:祈祷殿
- 1.0.25 奉納品:キリンビール
- 1.0.26 国指定重要文化財:鼓楼
- 1.0.27 松尾芭蕉の句碑
- 2 日光東照宮のご朱印
- 3 神社情報
日本三大東照宮:日光東照宮
坂下門と眠猫は日光東照宮奥宮の記事をご覧下さい。
日本三大東照宮
日本三大東照宮には諸説ある為、三社以上となります。
全国東照宮めぐり
昭和四十年(1965年)に全国の徳川家康公を奉斎する神社で、
『全国東照宮連合会』が結成されました。
平成二十七年の徳川家康没後四百年忌にご朱印帳が作成されました。
『全国東照宮めぐり』は現在加盟している四十七社を巡るものです。
全国東照宮めぐり:御朱印帳
日光東照宮で購入致しました。
由緒
元和三年(1617年)に江戸幕府二代将軍の徳川秀忠の命により、
久能山東照宮にあった徳川家康の遺骸は下野国日光に改葬されました。
藤堂高虎を作事奉行とし社殿が完成し、家康は奥院廟塔に改葬されました。
一周忌に日光に祀られる事になったのは、家康の遺言によるものです。
寛永十三年(1636年)に三代将軍の徳川家光により『寛永の大造替』が始められ、
壮大な社殿への大規模に改築されました。
正保二年(1645年)に朝廷から宮号が授与されて、東照社から東照宮に改称されました。
国指定重要文化財:石鳥居(一ノ鳥居)
元和四年(1618年)に福岡藩主の黒田長政によって奉納されました。
石材は九州から小山まで船で運ばれ、その後陸路人力で日光まで運ばれました。
国指定重要文化財:五重塔
慶安三年(1650年)に若狭小浜藩主の酒井忠勝によって奉納されました。
その後火災に遭いましたが、
文政元年(1818年)に酒井忠進(さかいただゆき)によって再建されました。
境内の色々な場所から五重塔を見ることができます。
上は二荒山神社への参道から見た五重塔です。
御仮殿への参道から見た五重塔です。
石鳥居と五重塔です。
国指定重要文化財:御旅所
現在の社殿は貞享二年(1685年)に再建されました。
御旅所とは神社の祭礼において、
巡行する御神体を載せた御神輿が休憩・宿泊する場所です。
騎馬専用坂道
春と秋の例大祭の千人武者行列の際、神職などが騎馬で使用する道です
向こう側には御旅所の社殿が見えます。
国指定重要文化財:表門(仁王門)
東照宮に入る時の最初の門です。
東照宮境内から見た表門です。奥に石鳥居が見えます。
国指定重要文化財:神厩舎(しんきゅうしゃ)
御神馬を繋ぐ厩(うまや)です。昔から猿が馬を守るとされていることから、
長押(なげし)の上には猿の彫刻が八面あります。
長押(なげし)とは和室などを囲む化粧材です。
神厩舎の三猿
有名な『見ざる聞かざる言わざる』の三猿です。
猿の一生をもって人間の生涯を風刺した八面の彫刻が施されています。
経蔵(輪蔵)
天海版の一切経を収めた建物で経蔵といいます。
内部には輪蔵といわれる八角形の廻転式大書架があります。
国指定重要文化財:三神庫
下神庫(右側)は修復中でした(令和三年十一月)
春秋渡御祭の『百物揃千人武者行列』で使用される馬具や装束類が収められています。
上の写真は『上神庫』となります。
『中神庫』となります。
上神庫の妻(側面)には想像の象(狩野探幽下絵)が大きく描かれています。
水屋(国指定重要文化財)
元和四年(1618年)に佐賀藩主の鍋島勝茂により奉納されました。
柱は水で腐らないように花崗岩で仕上げられています。
国指定重要文化財:神與社(しんよしゃ)
三基の神輿が収められています。
中央が徳川家康公、右側は豊臣秀吉公、左側は源頼朝卿の神輿となります。
国宝:陽明門
高さ十一メートル、間口七メートル、奥行四.四メートルの楼門です。
五百八体の彫刻で覆われています。いつまでも見て飽きないことから、
『日暮らしの門』とも呼ばれています。
陽明門の天井には龍が描かれています。
陽明門の逆柱(さかさばしら)
陽明門の十二の柱には、グリ紋と呼ばれる渦巻が描かれています。
写真の左の柱だけ文様が下向きとなっており、
『魔除けの逆柱』と呼ばれています。
意図的に未完成の状態にすることで崩壊を防ぐために施されたとの事です。
国宝:廻廊
陽明門の左右に延びる建物です。
廻廊の奥の建物は鳴き龍で有名な輪王寺の薬師堂となります。
修復中の陽明門(平成二十八年参拝)
平成二十八年参拝時には修復中の為、白く覆われていました。
国宝:唐門
唐門から先に昇殿できるのは、
御目見得(おめみえ:将軍に拝謁できる身分)以上の幕臣や大名に限られていました。
門は胡粉(ごふん)で白く塗られて、六百十一体の彫刻が施されています。
胡粉とは牡蠣・蛤・ほたて等の貝殻からつくられた白色絵具の事です。
令和五年までは透塀や唐門の保存修理工事が行われています。
修復中の唐門(平成二十八年参拝時)
修復中の為、透明な囲いがしてありました。
国宝:御本社(拝殿)
御本社は本殿・石の間・拝殿から成っています。
国指定重要文化財:神楽殿
舞台は御本社側を向いています。
国指定重要文化財:祈祷殿
結婚式や初宮などの御祈祷が行われています。
奉納品:キリンビール
東照宮には霊獣の麒麟(きりん)の彫刻が施されていますが、
キリンビールもラベルに麒麟が使われている縁から、
ビールが奉納されていました。
国指定重要文化財:鼓楼
左は鼓楼で右側の建物は日光山輪王寺薬師堂となります。
鼓楼は寛永十二年(1635年)に建てられました。
松尾芭蕉の句碑
二荒山神社に向かう参道の途中に松尾芭蕉の句碑があります。
元禄二年(1689年)四月に奥の細道行脚の途中に参詣しました。
日光東照宮のご朱印
平成二十一年拝受:ご朱印
令和三年拝受:ご朱印
本殿の平成大修理竣功記念のシールを頂きました。
日光東照宮:御朱印帳
平成二十一年に購入した御朱印帳です。
神社情報
- 住所:栃木県日光市山内2301
- アクセス:JR日光駅・東武日光駅よりバス停表参道下車徒歩2分
- HP:https://www.toshogu.jp/
ご覧頂きましてありがとうございます。
鳳来山東照宮:愛知県新城市
日光東照宮:栃木県日光市
久能山東照宮:静岡県静岡市駿河区
仙波東照宮:埼玉県川越市