東京都新宿区:新宿区内最大規模の富士塚:成子天神社(なるこてんじんしゃ)のご朱印

旧柏木成子町鎮守:成子天神社(なるこてんじんしゃ)

富士塚(ふじづか)

富士塚

富士信仰に基づいて、富士山に模して造られた山や塚のことです。
江戸時代に始まったもので、特に関東地方の神社に多く見られます。
既に存在する丘や古墳を転用して富士山に見立てたものや、
富士山の溶岩積み上げたものがあります。
浅間神社の境内にあり、富士塚の山頂にも浅間神社奥宮が設けられています。

成子富士(なるこふじ)

大正九年(1920年)境内にあった天神山という小山に、
富士山の溶岩配して築かれました。

高さは約12メートルあり、新宿区内では最大規模となっています。

登山口いつも開放されているようです。

登山口には小笠原長生子爵竣成記念碑がありました。

富士塚登山口のそばには、成子富士浅間神社もあります。

コノハナサクヤヒメの像もありました。

由緒

神社の周辺はもともと柏木村鳴子呼ばれる場所で、
大神宮(御祭神:天照大御神)祀られていました。

菅原道真の家臣である佐伯斎宮は、
延喜三年(903年)菅原道真太宰府で亡くなったという報せを受け、
道真の生前彫られた像柏木村に持ち帰り、この地を菅公神社の神域とし、
社が設立されました。

江戸幕府三代将軍徳川家光より柏木鳴子の地を賜った春日局は、
天満天神社として社殿を造営しました。

明治二十七年成子神社と改められ、
昭和三年成子天神社改称されました。

社殿

空襲による焼失後、昭和四十一年再建されました。
現在の社殿平成二十六年(2014年)造営されました。

三井不動産レジデンシャル『成子天神社再整備プロジェクト』

2013年9月三井不動産レジデンシャルは、成子天神社の境内に、
総戸数179戸マンションパークタワー西新宿エムズポート』が竣工しました。
土地所有者は成子天神社のまま約70年の借地期間設定されています。

再整備の対象分譲マンションと賃貸マンションが建っています。
このプロジェクトに合わせて、本殿・社殿の建て替え境内・参道の整備も行われました。

三井不動産レジデンシャルによる神社と一体開発のプロジェクトは、
赤城神社第一号案件でした。

神門

風神雷神像安置されています。

鳥居

以前の鳥居の扁額がありました。

成子天神社の力石(ちからいし)

石の重さ四拾貫目(約百五十キロ)~五拾八貫目(約二百十八キロ)になるそうです。

撫で牛

江戸・東京の農業:鳴子ウリ

鳴子ウリ

神社の地域江戸時代マクワウリ産地でした。
元禄十一年(1698年)新宿市場が開かれた為、栽培が盛んになりました。
鳴子坂地名から鳴子ウリとも言われました。
甘味が多く水菓子として貴重な野菜でした。

境内

西新宿のビル群の中にあって、きれいな花の咲く落ち着いた境内です。

神輿庫(みこしこ)

成子天神社のご朱印

平成二十二年拝受:ご朱印

七尊像めぐり:ご朱印

神社情報

  • 住所:東京都新宿区西新宿8-14-10
  • アクセス:東京メトロ丸ノ内線西新宿駅徒歩2分
  • HP:http://www.naruko-t.org/

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