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雑司が谷のお酉さま:雑司が谷大鳥神社(おおとりじんじゃ)
雑司が谷七福神
由緒
正徳二年(1712年)に法明寺鬼子母神堂の境内に鷺神社として創建されました。
松江藩主の松平宣維(まつだいらのぶずみ)の嫡男が疱瘡(ほうそう:天然痘)にかかり、
当地近くの松江藩下屋敷に療養中、
神告により出雲大社北岸の伊奈瀬波岐(いなせはぎ)神社(鷺大明神)に祈願したところ、
見事完治したため、その御分霊を雑司が谷に勧請したのが始まりだそうです。
明治維新の神仏分離令により鬼子母神堂から分離され、
大門欅並木の料亭蝶屋の敷地内に大鳥神社として仮遷座されました。
これを憂いた旧幕臣の矢嶋昌郁が自身の宅地を社地として奉献されました。
これが現在地となります。
現在の鬼子母神大門欅並木です。この先には雑司が谷法明寺鬼子母神堂があります。
雑司が谷七福神:恵比寿神
境内社の西宮神社に祀られています。
令和五年正月には『雑司が谷七福神』の幟が立っていました。
社殿
社殿の賽銭箱も巾着袋になっています。
書置きのご朱印を頂いた際の封筒にも巾着袋のイラストがありました。
都電荒川線
鳥居の前には都電荒川線が走っています。
境内の鳥居
社標
社標の文字は、
昭和九年に侯爵の徳川義親(尾張徳川家第十九代当主)によって書かれたものです。
江戸・東京の農業:雑司ヶ谷ナス
このあたりは雑司ヶ谷ナスの産地として有名でした。
雑司が谷大鳥神社のご朱印
令和四年拝受:雑司が谷大鳥神社:ご朱印
右下には都電神社めぐりというスタンプがあります。
限定御朱印帳も販売されていました。
尾久八幡神社(宮ノ前駅)、七社神社(飛鳥山駅)、
天祖神社(大塚駅)、雑司が谷大鳥神社(都電雑司が谷駅)の四社では、
イラストレーター・まんが家の川瀬ホシナさんデザインの都電印が押されていました。
令和五年拝受:初詣ご朱印
令和四年拝受:雑司が谷七福神:恵比寿神
境内社の西宮神社に祀られています。
令和五年拝受:雑司が谷七福神・恵比須神:ご朱印
ご朱印敷き紙
御朱印帳に挟む敷き紙もおしゃれでした。
神社情報
- 住所:東京都豊島区雑司が谷3-20-14
- アクセス:東京メトロ副都心線雑司が谷駅徒歩2分
都電荒川線鬼子母神前駅徒歩3分
ご覧頂きましてありがとうございます。
雑司が谷七福神は、町おこしのため、南池袋一丁目町会長の渡辺隆男氏が、
平成二十二年(2010年)に『雑司が谷七福神の会』を結成したことにはじまりました。
清土鬼子母神堂(吉祥天)、清立院(毘沙門天)、観静院(弁財天)、中野ビル(布袋尊)、
仙行寺(福禄寿)、雑司が谷大鳥神社(恵比寿神)、法明寺鬼子母神堂(大黒天)