練馬江古田鎮座:江古田浅間神社(えこだせんげんじんじゃ)
由緒
創建は不詳という事ですが、
承平元年(931年)に芽原浅間に雪が降り、
この山がいかにも富士山に似ているというので村人が登ってみると、
神体と思われる石を拝した事から、
「富士の大神」と崇めたことにはじまるそうです。
江戸時代中期になると、
富士講の盛んな上板橋・中新井・下練馬の人々にも崇敬され、
「江古田の富士」と呼ばれて更に親しまれるようになりました。
御祭神
社殿
本殿は天保十年(1839年)の建築です。
拝殿は昭和二十七年(1952年)に、
神楽殿は昭和二十九年(1954年)に新築されました。
国指定重要有形民俗文化財:江古田の富士塚
天保十年(1839年)に築かれたものと考えられています。
一説には文化年間(1804年~1818年)ともいわれています。
塚の高さ8メートル、直径約30メートルの大きさで、
都内の富士塚の中でも大規模の部類に入るそうです。
昭和五十四年に国指定重要有形民俗文化財に指定されました。
国指定重要有形民俗文化財の富士塚は五基あります。
『下谷坂本の富士塚』:東京都台東区:小野照崎神社
『豊島長崎の富士塚』:東京都豊島区:富士浅間神社
『志木の田子山富士塚』:埼玉県志木市:敷島神社
『木曽呂の富士塚』:埼玉県川口市
『江古田の富士塚』:東京都練馬区:江古田浅間神社
築造年代や築造者が明らかになっている五基が、
国の重要有形民俗文化財に指定されています。
ケヤキ
境内には高さ27メートル、幹の太さ3.1メートルの名木がありました。
千川堤植櫻楓碑(せんかわづつみしょくおうふうひ)
大正四年(1915年)11月に行われた大正天皇即位の大礼を奉祝して、
千川上水堤が改修され、桜と楓を植樹した事績を記した碑です。
元は江古田駅南口交差点付近にありましたが、昭和三十年代に現在地に移設されました。
令和五年:お山開き
江古田の富士塚:登拝可能期間
年三回登ることができます。
令和五年:お山開き
令和五年七月一日のお山開きで登拝させて頂きました。
当日は雨が降ったり止んだりの天気でしたので、足元に気を付けて登拝しました。
令和五年登拝:江古田の富士塚
鳥居のある山頂を目指します。
富士塚の中には滝もありました。
江古田の富士塚:二合目
江古田の富士塚:五合目・身禄(みろく)尊祠碑
江古田の富士塚:七合目
江古田の富士塚:八合目
江古田の富士塚:歌碑・天狗像
参道には歌碑や天狗像がありました。
江古田の富士塚:山頂
山頂には浅間神社が祀られています。
山頂の浅間神社は石垣の上にありました。
江古田の富士塚:山頂からの眺め
山頂から見える建物は社殿の背後になります。
江古田浅間神社のご朱印
令和二年拝受:ご朱印
令和五年拝受:ご朱印
神社情報
- 住所:東京都練馬区小竹町1-59-2
- アクセス:西武池袋線江古田駅徒歩1分
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木花之佐久夜姫命(このはなのさくやひめのみこと)