埼玉県東松山市:“やきゅうの神様”:箭弓稲荷神社のご朱印

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團十郎稲荷(だんじゅうろういなり):箭弓稲荷神社(やきゅういなりじんじゃ)

2023年に開催された野球の国・地域別対抗戦である、
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、
日本3大会ぶり3度目の優勝を果たしました。
東松山では代表選手のひとりラーズ・ヌートバー選手ゆかりの地として、
街を上げてお祝いムードで盛り上がっていました。

東武東上線東松山駅:2023WBC優勝記念旗

箭弓稲荷神社の周辺でもお祝いののぼりがありました。

“たっちゃん”とはヌートバー選手日本名達治(たつじ)からとった愛称です。

石鳥居:WBC優勝記念絵馬やご朱印を求める列(令和五年三月)

3月28日(火)の午後にお伺いしましたが、
WBC優勝記念絵馬やご朱印を求める長蛇の列が出来ていました。
前日のテレビで取り上げられたそうです。

筆者はお参りを済ませた後、隣の高坂駅が最寄りの岩殿観音正法寺へ向かい、
参拝後、改めて夕方に戻ってきました。

夕方の16時頃に戻りましたが、その頃には境内には行列は無く、
テレビの取材班インタビューを受ける家族の姿がありました。

境内配置図

野球ゆかりの授与品

絵馬がホームベースの形をしているのが特徴です。

バット絵馬』もありました。

境内にある縁結びの木の前に『やっくん』と『きゅうちゃん』の像がありました。

「箭弓神社前交差点」赤鳥居

「箭弓神社前」交差点にある赤い鳥居が目印です。

社殿前鳥居と扁額

由緒

和銅五年(712年)創建と伝えられています。
謀反を起こした下総国平忠常追討する為、朝廷より派遣された源頼信は、
野久ヶ原陣を張り野久稲荷神社にて夜を徹して必勝祈願を行ったところ、
明けゆく空に箭(矢)の形をした白雲が、敵を射るかのように飛んでいくのを目撃しました。

戦いに勝利した源頼信社殿を建て替え
野久稲荷箭弓稲荷と呼ぶように里人に命じ、
そこから箭弓稲荷神社呼ばれるようになりました。

社殿

社殿天保十四年(1843年)竣工したものです。

本殿横は桜も見事に咲いていました。

元宮(もとみや)

本殿裏には元宮が鎮座しています。

牡丹園側鳥居

鳥居の先には牡丹園があります。

牡丹園

大正十二年(1923年)東武鉄道初代社長である根津嘉一郎が、
東武東上線坂戸・東松山間の延伸成功を記念して、
牡丹や藤・松奉納されたことが始まりです。

宇迦之魂社(團十郎稲荷)

『穴宮』とも呼ばれています。
文政三年(1820年)歌舞伎役者七代目市川團十郎特に信仰し、
芸道推進の大願成就の心願を祈願して、興行成功の御礼に、
文政四年(1821年)石造り御神祠建立しました。

宇迦之魂社:由緒

役者衆花柳界・水商売信仰篤く
芸能向上・商売繫昌守護神として広く崇敬されています。

卯年絵馬

社殿の彫刻

箭弓稲荷神社は社殿の彫刻が見事なことでも有名です。

箭弓神社の本殿と絵馬:由緒

本殿正面、妻梁上両破風面は、
竜・獅子・獏(ばく)等彫刻をあしらったものが多くを占めています。

本殿蟇股彫刻・王子喬と唐子:案内

本殿地紋彫り・入子菱文様:案内

本殿地紋彫り・蜀江錦繋文様:案内

本殿大羽目彫刻・仙人の烏鷺(うろ:囲碁)

烏鷺(うろ)とは烏(からす)と鷺(さぎ)、それを黒石と白石に見立てて、囲碁という言葉です。

本殿花頭窓彫刻・二龍:案内

龍には人民救済、雨乞い、魔除け、鎮火などの御利益があります。
二匹の龍本殿を守護しています。

本殿縁の下持送り彫刻・山椒魚:案内

本殿縁の下持送り彫刻・獏:案内

本殿縁の下持送り彫刻・二頭の一角霊獣:案内

本殿縁の下持送り彫刻・龍:案内

本殿縁の下持送り彫刻・水犀(すいさい):案内

拝殿琵琶板彫刻・三条小鍛冶(さんじょうこかじ):案内

拝殿水引虹梁上丸彫り彫刻・目貫龍:案内

拝殿軒下唐破風兎毛通し・鳳凰:案内

箭弓稲荷神社のご朱印

WBC優勝記念:ご朱印

神社情報

  • 住所:埼玉県東松山市箭弓町2-5-14
  • アクセス:東武東上線東松山駅徒歩約3分
  • HP:https://www.yakyu-inari.jp/

東松山名物:味噌だれやきとり

やきとり おおき

箭弓稲荷神社近くにある『やきとりおおき』で、
東松山名物味噌だれやきとりをお土産に購入しました。

味噌だれが付いています。美味しく頂きました。

移動中の電車の中でも包みからも、
ほのかに美味しそうな焼き鳥の香りがしてきました。

ご覧頂きましてありがとうございます。