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源範頼館跡:息障院(そくしょういん)
源範頼(みなもとののりより)
源範頼館跡
山門の西側には堀や土塁の痕跡が見えます。
2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の幟(のぼり)が立っていました。
由緒
開創は天平年中(730年頃)に行基によるといわれています。
また大同年中(806年頃)に坂上田村麻呂の開基によるとも伝えられています。
元々は坂東三十三観音霊場第十一番札所の安楽寺の隣にあり、
同じ『岩殿山』の山号を有し、一つの大伽藍を形成していました。
天慶の乱の際に平将門調伏(ちょうぶく)の護摩を修し、その功により朝廷から、
「障りを息(や)めさせる」という意味が込められた『息障院』の院号が与えられました。
応永年間(1394年~1428年)に良慶が再興した際に、
源範頼の館跡であった現在地に移転しました(安楽寺より徒歩約18分)
山門
山門のそばにある石碑には『源範頼館跡』と書かれています。
本堂
御本尊は不動明王坐像となります。
境内
鐘楼堂
天満宮
地蔵堂
慈母観音・弘法大師御修行像
寺院のお言葉
寺院情報
- 住所:埼玉県比企郡吉見町御所146-1
- アクセス:関越自動車道東松山インターより車で約18分
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源義朝の六男で鎌倉幕府初代将軍の源頼朝の異母弟になります。
蒲冠者(かばのかじゃ)・蒲殿(かばどの)と呼ばれています。
頼朝の代官として、源義仲や平家討伐に赴き、源義経とともに打ち破りました。
建久四年(1193年)に頼朝に謀反の疑いをかけられ、修善寺に流されました。