東京都渋谷区：都内現存最古の富士塚：鳩森八幡神社のご朱印

寛政元年(1789年)の築造といわれ、
大正十二年(1923年)の関東大震災後に修復されました。

東京都内に現存する富士塚としては最も古いものです。

富士塚には通年登ることができます。

まず里宮(さとみや)を参拝しました。

山頂に奥宮があります。右側に道路が見えますが、富士塚の高さがわかります。

巡錫(じゅんしゃく) とは僧が教えを広めるため各地を巡り歩くことです。

江戸幕府が創始した集団のひとつである甲賀組の武士たちが崇敬していた甲賀稲荷社は、
かつて青山権田原の御鉄砲場付近に鎮座していましたが、
明治十八年に青山練兵場設置の為、当地に遷座、合祀されました。

昭和二十年五月の空襲により社殿が焼失し、
その後本殿の中に、八幡大神・諏訪大神とともに祀られていました。

その後復興を望む声が高まり、
昭和四十五年に欅造りの社殿が完成し、遷座されました。

参道の右側には富士塚があります。

平成十二年九月に完成し、名称を神楽殿から『能楽殿』に変更されました。

富士塚山頂から見た能楽殿です。

昭和六十一年に当時の日本将棋連盟会長であった大山康晴十五世名人より、
山形県の駒師・香月氏の手により制作された、
高さ1.2メートルの「王将」の大駒が奉納されました。

大駒は御影石の将棋板の上に立ち、その奥に氏神の八幡神が祀られています。

神社の向かいには日本将棋連盟の将棋会館があります。
外観はたびたびニュースやワイドショーにも、取り上げられています。

令和三年に頂いたご朱印は、鳩の印入りでした。