清めの稲荷:三崎稲荷神社
由緒
当初は武蔵国豊島郡三崎村の鎮守として、現在の本郷辺りに祀られていました。
三崎の名前はかつて周辺が海沿いであった為、
岬からその名前がきたといわれています。
岬の部分に神社を勧請したということです。
戦国大名北条氏の祖である伊勢宗瑞(北条早雲)の子氏綱が尊崇し、
天文七年(1538年)に社殿を造営しています。
その後徳川家康による江戸の開発によって、現在地の文京区後楽へ移転しました。
江戸幕府三代将軍徳川家光が崇敬した為、
参勤交代などで登城する大名は、必ず参拝し、心身を清めた為、
『清めの稲荷』と称されました。
明治三十八年(1905年)に甲武鉄道の延長に伴い、現在地へ移転しました。
社殿
関東大震災と太平洋戦争の空襲により、本殿を残して全て焼失しました。
現在の社殿は昭和三十八年(1963年)に復興造営しました。
三崎町という地名は、神社が由来となっています。
水道橋駅東口を出て右側を歩いてすぐのところで、
本殿の後ろが見えてきます。
道中安全祈願の御利益
旅行安全の御利益がある為、南極探検の際白瀬矗(しらせのぶ)は、
神社のお守りを携帯していました。
仙台濠の碑
境内の鳥居の側にあります。
JR飯田橋駅から秋葉原駅にかけての神田川は仙台堀と呼ばれています。
仙台藩主伊達政宗が開削したためこう呼ばれました。
手水舎
三崎稲荷神社のご朱印
神社情報
- 住所:東京都千代田区三崎町2-9-12
- アクセス:JR水道橋駅東口徒歩2分
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