東京都港区：港七福神めぐり・寶船：十番稲荷神社のご朱印

令和五年参拝時には社に祀られていました。

港七福神めぐりの期間中には提灯の飾りが綺麗でした。
歩道から階段を登ると社殿があります。

平成九年に現在の社殿に建て替えられました。

狛犬は昭和十二年に前身の末広神社に奉納されたものです。

江戸時代の文政四年(1821年)に麻布古川からの大火でほとんどが焼失した中、
『がま池』ほとりの山崎主税助の屋敷のみが類焼を免れました。

池中にいた大蛙が口から水を吹いて猛火を防いだという故事から、
山崎家より『上の字』様のお守りが授けられました。

令和五年参拝時には社の中に祀られていました。

『上の字様』のお守り授与は戦後中断しましたが、復活を求める声が多く、
昭和五十年よりかえるのお守りとして復活し、かえるの石像が奉納されました。

ご朱印拝受の際にご朱印用クリアファイルを頂きました。

麻布十番商店街の中のパティオに、
野口雨情の童謡『赤い靴』の詩のモデルの「きみちゃん」の銅像があります。

きみちゃんが赤ちゃんの時、事情によりアメリカ人宣教師に養女に出されました。
母親のかよさんはきみちゃんがアメリカに行って幸せに暮らしていると信じて、
雨情にこのことを話しましたが、実は病気の為アメリカに行けず、
明治四十四年九月に当時の麻布永坂町(今の十番稲荷神社の辺り)の孤児院で、
ひとり寂しく亡くなったそうです。まだ九歳でした。