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保谷の観音さま:如意輪寺(にょいりんじ)
武蔵野三十三観音霊場
専用の御朱印帳を購入して巡拝しました。
由緒
明治二十五年(1892年)十二月の火災で、本堂・庫裡などとともに、
古い記録も焼失したため、創建年などは不明だそうです。
最も古い住職墓碑は、正保四年(1647年)の五輪塔となります。
観音堂
かつて境内の東南の隅にあったため火災の難を免れ、
大正二年(1913年)に現在地に移築されました。
秘仏の如意輪観音は保谷の観音さまとして親しまれています。
馬駆け市大絵馬
観音堂の中には馬駆け市大絵馬がかかっているそうです。
明治十七年(1884年)に奉納されました。
かつて毎年三月十五日に行われていた馬駆け市では、
着飾った馬が馬方に曳かれて観音堂に参拝する行事です。
屋台や見世物小屋が並ぶなど賑やかなお祭りだったそうです。
本堂大日殿
昭和五十一年(1976年)に落慶されました。
御本尊の大日如来が安置されています。
仁王門
昭和四十四年(1969年)に再建されました。
仁王像
奈良の東大寺南大門を模して、昭和四十七年に完成しました。
周辺より移設された石仏
和楽地蔵尊(戦没戦災霊守護地蔵)
昭和三十八年に完成しました。
如意輪寺のご朱印
武蔵野三十三観音霊場第四番札所:ご朱印
寺院情報
- 住所:東京都西東京市泉町2-15-7
- アクセス:西武池袋線ひばりヶ丘駅徒歩15分
武蔵野観音霊場公式HP:https://63433.jp/index.html
如意輪寺周辺:上保谷村鎮守・尉殿神社(じょうどのじんじゃ)
如意輪寺の近くに緑豊かな神社があります。
旧社号を尉殿権現といい、旧上保谷村の総鎮守でした。
永正二年(1505年)に鎮座されたといわれています。
尉殿神社:御祭神
級長戸編命(しなつひこのみこと)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の間に生まれ、
風の神といわれています。
旧御神体は俱利伽羅不動明王であったそうです。
社殿
西東京市指定文化財:石燈籠一対
石灯籠一対:由緒
天和二年(1682年)建立されました。
榛名神社の御神木を植樹
令和二年(2020年)十月に植樹祭が行われました。
かつての御神木は三十年程前に落雷で朽ちてしまったそうです。
令和三年(2021年)三月現在、御神木は大きく育っています。
住吉地蔵
神社のそばを走る保谷志木線沿いに、交通安全祈願の住吉地蔵がありました。
ご覧頂きましてありがとうございます。
武蔵野三十三観音霊場は昭和十五年に郷土史家の柴田常恵氏の発願で、
番外を含めた三十四箇所の寺院を選定し、結成されました。
西武池袋線・秩父線沿線に点在している霊場です。
石神井から所沢、飯能方面に分布しています。