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小田原城の鬼門鎮護:宗我神社(そがじんじゃ)
社務所は無人で、ご朱印の授与はされていないようです。
御祭神
鳥居:下曽我駐在所前交差点
下曽我駐在所前交差点には鳥居がありました。
石碑には「曽我兄弟遺跡城前寺」と書かれてあります。
近くには曽我兄弟の菩提寺の城前寺(じょうぜんじ)があります。
鳥居と社殿
下曽我駐在所交差点から4分程歩くと、神社に到着しました。
社殿
現在の社殿は、大正十二年(1923年)の関東大震災後に復興したものです。
由緒
宗我神社は、長元元年(1028年)に奈良県橿原市曽我町の、
武内大社宗我都比古神社の神主だった宗我保慶が祖先の宗我都比古命の墓を訪い、
同時に武内宿禰及び宗我都比古を鎮祭したのが創建です。
古くから曽我郷六ヶ村の総鎮守でした。小田原北条氏の時代から、
小田原城の鬼門鎮護の神社とされていました。
江戸時代には小沢明神の名で尊崇され、
明治に入って六ヶ村それぞれの鎮守が合祀され、宗我神社となりました。
尾崎一雄文学碑
作家の尾崎一雄は、曽我谷津に在住し、日本独特の文学である私小説において、
幾多の優れた作品を発表し、昭和五十三年に文化勲章を受賞しました。
昭和五十五年の市制四十周年記念式典で特別表彰するとともに、文学碑が建立されました。
曽我谷津岩本遺跡第Ⅱ地点案内
曽我谷津岩本遺跡第Ⅱ地点では、平成二十四年(2012年)に発掘調査が行われ、
縄文時代中期の竪穴住居跡の中から、小田原市を含む足柄平野周辺地域で初めて、
「台形土器」と呼ばれる遺物が見つかりました。
神社情報
- 住所:神奈川県小田原市曽我谷津386
- アクセス:JR御殿場線下曽我駅徒歩約11分
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宗我都比古之命(そがつひこのみこと)
宗我都比女之命(そがつひめのみこと)
御祭神名に「ソガツヒコ(宗我都比古)」と見えることから、
古代豪族の蘇我氏に関係すると考えられます。