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日光山総本堂:三仏堂(さんぶつどう)
由緒
下野国出身の僧である勝道上人により開創されたと伝えられています。
嘉祥元年(848年)に慈覚大師円仁が来山し、
三仏堂・常行堂・法華堂が創建され、天台宗寺院として歩み始めました。
一時期衰退しましたが、江戸時代に天海が貫主となって復興が進みました。
後水尾天皇より『輪王寺』の寺号が下賜され、これまでの『満願寺』から改められました。
勝道上人銅像
相輪塔
慈眼大師(天海)が寛永三年に徳川家光の発願により、
比叡山延暦寺の宝塔に擬して構築されました。
高さ十五メートルの青銅製です。
本坊表門(黒門)(国指定重要文化財)
本坊表門(黒門)(国指定重要文化財)(平成二十八年平成の大修理)
三仏堂(本堂)(国指定重要文化財)
現在の社殿は正保二年(1645年)に徳川家光により建て替えられました。
三仏堂の前には樹齢推定五百年といわれている『金剛桜』が植えられています。
参拝時は紅葉が綺麗に色付いていました。
三仏堂(平成二十八年平成の大修理)
平成大修理の際は建物が覆われていました。
特別に修理中の内部が公開されていました。
平成大修理は約十年間という長期に渡る大修理でした。
平成大修理の際の三仏堂の工事やぐらからの景色です。
修理が終わった今となっては貴重な景色となっています。
本坊
輪王寺三仏堂のご朱印
輪王寺黒門:ご朱印
下野三十三観音霊場第三番:四本龍寺のご朱印
四本龍寺とは天平神護二年(766年)に勝道上人により創建されました。
三仏堂で下野三十三観音霊場第三番札所のご朱印が頂けました。
寺院情報
- 住所:栃木県日光市山内2300
- アクセス:JR日光線日光駅・東武日光駅よりバス停『勝道上人前』下車
- HP:https://www.rinnoji.or.jp/
輪王寺周辺
鎮守虚空蔵尊(ちんじゅこくぞうそん)
大谷川沿いの輪王寺へ向かう道すがらに鎮守虚空蔵尊がありました。
寛永十七年(1640年)神橋(しんきょう)右岸の磐裂神(虚空蔵尊)を分祀し、
日光東町六ケ町住民の鎮守として祀られています。
極彩色の社殿は元禄五年(1692年)に再建されたものです。
境内には聖徳太子堂もあります。