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土肥温泉発祥の地:土肥安楽寺(あんらくじ)
まぶ湯(鉱湯)
まぶ湯の由来
金鉱の中より湧き出した土肥温泉発祥の湯が、安楽寺のまぶ湯(鉱湯)です。
慶長十五年(1610年)に安楽寺の山に黄金(金鉱)があり、間部(まぶ)彦平が採掘していました。
安楽寺の住職が薬師如来に病気平癒を祈願していたところ、
夢に『汝にいで湯を授けん』とお告げがあり、岩間より霊湯が湧出するのを知り、
浴するところ、病が治りました。
病に効くということで、遠くからも老若男女が訪れるようになり、
『鉱湯』、『医王泉』、『こがね湯』とも呼ばれるようになりました。
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まぶ湯入口
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庫裡でご朱印を頂く際、まぶ湯拝観料150円を納めました。
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まぶ湯の入口は土肥金山の坑道入口のようになっており、
かつて採掘されていた場所のように思われます。
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安楽寺の近くにある土肥金山の入口も落盤を防ぐため、丸太で補強がされていました。
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まぶ湯と湯かけ地蔵
![](https://sansen-do.jp/wp-content/uploads/2024/03/まぶ湯-1024x768.jpg)
入浴はできませんが、脇にある湯かけ地蔵に病気平癒を祈りつつ、
治したい場所に湯をかけると霊験があるといわれています。
坑道内と夫婦神社
![](https://sansen-do.jp/wp-content/uploads/2024/03/まぶ湯坑道2-1024x768.jpg)
中は金を採掘していた坑道のようです。
奥に夫婦神社があり、子宝祈願にご利益があるそうです。
![](https://sansen-do.jp/wp-content/uploads/2024/03/夫婦神社-1024x768.jpg)
本堂
![](https://sansen-do.jp/wp-content/uploads/2024/03/本堂-6-1024x737.jpg)
安楽寺は天文三年(1534年)創建で、
創建前は大泉寺(だいせんじ)という寺院があったといわれています。
大泉寺の薬師如来は現在も安楽寺に祀られ、安楽寺の前の川は大泉寺川と呼ばれています。
境内
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安楽寺の大クス
![](https://sansen-do.jp/wp-content/uploads/2024/03/安楽寺の大クス2-768x1024.jpg)
樹齢千年以上と伝えられ、高さは二十五メートルあります。
![](https://sansen-do.jp/wp-content/uploads/2024/03/安楽寺の大クス案内-1024x554.jpg)
静岡県の天然記念物に指定されています。
![](https://sansen-do.jp/wp-content/uploads/2024/03/安楽寺の大クス-766x1024.jpg)
延命地蔵尊
![](https://sansen-do.jp/wp-content/uploads/2024/03/延命地蔵尊-1024x768.jpg)
六地蔵
![](https://sansen-do.jp/wp-content/uploads/2024/03/六地蔵-1024x768.jpg)
「まぶ湯」と書かれた石碑もありました。
安楽寺のご朱印
令和五年拝受:ご朱印
![](https://sansen-do.jp/wp-content/uploads/2024/03/土肥安楽寺ご朱印.jpg)
寺院情報
- 住所:静岡県伊豆市土肥711
- アクセス:東名高速沼津I.C/新東名 長泉沼津I.Cから修善寺道路を経由し、
国道136号線を約25分
土肥安楽寺周辺
津波の記憶:波尻観音(なみじりかんのん)
![](https://sansen-do.jp/wp-content/uploads/2024/03/波尻観音-733x1024.jpg)
安楽寺のそばに『波尻観音』と呼ばれる石仏があります。
![](https://sansen-do.jp/wp-content/uploads/2024/03/波尻観音由緒-1024x823.jpg)
江戸時代後期の嘉永七(安政元)年(1854年)に、
御前崎沖を震源地とするマグニチュード8.4の巨大地震が発生した際、
海抜約七メートルの石仏の所まで津波が届いたという伝承から、
『波尻観音』と呼ばれ、過去の災害の記憶を今に伝えています。
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