東京都台東区：上野公園内：上野大佛のご朱印

越後村上藩主の堀直寄が寛永九年(1631年)に造立したのが最初です。

天保十二年(1841年)の火事により、大仏・仏殿ともに被害を受けましたが、
一年半後の天保十四年には、最初の造立者である堀直寄の孫、
堀直央(ほりなおなか)が大仏を修復し、幕府が仏殿を再建しました。

昭和四十七年に面部をレリーフ状にして安置されました。

面部だけが残り、これ以上『落ちない』事から、多くの受験生が合格祈願に訪れています。
幾度の困難を乗り越えて生き残ったという歴史が、受験生だけでなく、
参拝者全ての人にも心の支えとなっているのではないでしょうか。

徳川家康の死後、日光東照宮や寛永寺の造営に携わった、
天海僧正の毛髪塔となります。
寛永二十年(1643年)に百八歳で亡くなったといわれています。
お墓は日光の輪王寺にあります。

かつて上野東照宮にあった薬師堂の本尊で、
パコダ(仏塔)の本尊として迎えられた、薬師三尊像のご朱印です。

明治二十二年(1889年)大日本帝国憲法発布に伴う大赦によって、
西郷隆盛の「逆賊」の汚名が解かれたのをきっかけに、
吉井友実ら薩摩藩出身者によって西郷隆盛像建立の計画が始まりました。

明治三十一年に除幕式が行われました。西郷像は高村光雲の作、
傍らの犬「ツン」は後藤貞行の作です。

西郷隆盛像の裏には彰義隊士の墓があります。

徳川慶喜の側近家来で、彰義隊士の生き残りの小川興郷(おきさと)ら隊士は、
彰義隊の火葬場所の跡に、明治七年(1874年)に明治政府の許可を得て、
彰義隊戦士の墓を建立しました。

以後百二十年余りに渡り小川興郷の一族により墓所は守られ、
その後管理は東京都に移管されました。

彰義隊士のお墓は、南千住の円通寺にもあります。

小松宮彰仁親王は、西南戦争後に設立された負傷者救護団体の博愛社の総裁に就任。
博愛社は明治二十年に日本赤十字社に改名しました。
銅像は明治四十五年に建てられました。