東京都港区:元祖山手七福神・布袋尊:瑞聖寺のご朱印

隈研吾氏デザインの庫裡・水庭:瑞聖寺(ずいしょうじ)

元祖山手七福神

元祖山手七福神

港区目黒区六ヶ所のお寺を巡る、江戸時代から続く七福神です。
清正公覚林寺妙円寺蟠龍寺大圓寺瑞聖寺瀧泉寺(目黒不動)
元祖山手七福神は専用の御朱印帳はありませんが、色紙へ頂くこともできます。

東京メトロ南北線白金台駅出口すぐの場所に、
元祖山手七福神布袋尊を祀る瑞聖寺(ずいしょうじ)があります。

由緒

紫雲山瑞聖寺は『江戸最初の黄檗宗(おうばくしゅう)寺院』で、
寛文十一年(1671年)諸堂が完成しました。
創建伽藍享保十一年(1726年)延享二年(1745年)二回の火災で、
大きな被害を受けましたが、文化年間(1804年~18年)再び整備されました。

裏門(目黒通り)

瑞聖寺は目黒通り沿い入口がありますが、実は裏門と呼ばれているそうです。

国指定重要文化財:大雄宝殿(だいおうほうでん)

大きな伽藍は、江戸市中に残された数少ない本格的仏堂建築として貴重な存在です。

大雄宝殿宝暦七年(1757年)の再建といわれています。

国指定重要文化財:通用門

境内から桑原坂方面へ階段を降りると通用門があります。

港区指定有形文化財:木造釈迦如来・阿難・迦葉(かしょう)像:由緒

令和五年参拝時:庫裡

国立競技場の設計で有名な隈研吾氏によるおしゃれな庫裡(くり)が特徴的です。

庫裡の前には水庭が張られています。

大雄宝殿と水庭

水庭に上下対称の大雄宝殿が移っている姿が素敵です。

平成二十九年参拝時:庫裡建設中

瑞聖寺庫裏工事中

平成二十九年の参拝時は、庫裏は工事中でした。

瑞聖寺庫裏工事中

開山堂

報恩堂

説明書などはありませんでしたが、扁額に『報恩堂』と書かれていました。

鐘楼

地蔵尊

裏門のそばには地蔵尊が祀られていました。

瑞聖寺のご朱印

平成二十九年拝受:ご本尊:ご朱印

瑞聖寺本尊ご朱印

平成二十九年拝受:元祖山手七福神・布袋尊:ご朱印

瑞聖寺布袋尊ご朱印

令和五年拝受:ご本尊:ご朱印

令和五年拝受:元祖山手七福神・布袋尊:ご朱印

布袋尊の書き置きご朱印は、布袋尊が持つ袋のような特徴的な形でした。

ご朱印は令和五年三月現在、書置きで頂きました。

寺院情報

  • 住所:東京都港区白金台3-2-19
  • アクセス:東京メトロ南北線・都営三田線白金台駅徒歩2分
  • HP:http://www.zuisho-ji.or.jp/

瑞聖寺周辺

桑原坂(くわばらざか)

通用門への道は桑原坂と呼ばれています。
瑞聖寺へは桑原坂から木の門をくぐり、通用門へ入ります。

古地老稲荷神社

桑原坂沿いの八芳園入口横には古地老稲荷神社がありました。

古地老稲荷神社文政十三年日吉坂上『火伏せの稲荷』として鎮座されたものが、
大正四年遷宮されました。

大正十二年関東大震災にも第二次世界大戦空襲の際も火災を免れました。

八芳園入口

古地老稲荷神社の隣には結婚式場の八芳園の入口がありました。
敷地の一部はかつて江戸幕府の旗本である大久保忠教(彦左衛門)の屋敷でした。
その後薩摩藩の屋敷などを経て、
明治時代に渋沢栄一の従兄弟である渋沢喜作の手に渡り、
大正四年実業家久原房之助の邸宅時に現在の建物や庭園が整備されました。

昭和二十五年に久原自ら『八芳園』と命名し料亭として創業されました。
令和四年岸田首相アメリカバイデン大統領との夕食会の会場となりました。

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