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旧国幣中社:貫前神社(ぬきさきじんじゃ)
『上毛かるた』
『ゆかりは古し 貫前神社』
「上毛かるた」より。
『のぼって、くだる』参道が全国的にも珍しいものです。
御祭神
由緒
創建は安閑天皇元年(531年)といわれています。
物部姓磯部氏が氏神の経津主神(ふつぬしのかみ)を奉斎したのが始まりで、
上野國一之宮として崇敬をあつめてきました。
国指定重要文化財:本殿
江戸幕府三代将軍の徳川家光の命により、
寛永十二年(1635年)に造営されました。
「貫前造」という独特の造りとなっています。
平成二十一年から二十五年にわたって、
「平成の大修復」事業で美しい姿が甦っています。
国指定重要文化財:拝殿
日光東照宮など江戸時代初期につくられた建築様式と同様、
極彩色の華麗な造りとなっています。
国指定重要文化財:楼門
摂社:抜鉾若御子神社
安閑天皇の時代に現れた神といわれています。
明治三十八年に現在の地に遷されました。
社殿は文化十二年の建立です。
総門
ここから『のぼって、くだる』有名な参道となります。
唐銅製燈籠(からがねせいとうろう)
高さは約三百九十五㎝の一対の銅製燈籠です。慶応二年に建てられました。
献納者は地元の養蚕農家をはじめ、
上州・江戸・横浜の生糸・絹商人の名が刻まれています。
近くにある富岡製糸場の存在からも、
養蚕・製糸業が重要な産業であったことがわかります。
富岡市指定重要文化財となっています。
大鳥居
駐車場から向かう際に階段を登ると大鳥居があります。
末社:月読神社と手水舎
蛙の木
太平洋戦争末期の昭和十八年に、
このタブの木に、蛙の形をした茸(サルノコシカケ)が現れたそうです。
人々はこの茸を「勝ち蛙」と呼んで、参拝者も多かったそうです。
現在は「無事かえる」と呼ばれています。
戦地から家族が無事帰ってきて欲しいという願いも、
こめられていたのでしょうか。
一之宮貫前神社のご朱印
一之宮貫前神社:ご朱印
神社情報
- 住所:群馬県富岡市一ノ宮1535
- アクセス:上信電鉄上州一ノ宮駅徒歩15分
上信越自動車道富岡インターより約20分 - HP:http://nukisaki.or.jp/index.html
ご覧頂きましてありがとうございます。
経津主神(ふつぬしのかみ):物部氏の氏神で国譲り神話の神
姫大神(ひめおおかみ):一ノ宮地方の神で養蚕機織り(はたおり)の守護神