千葉県香取市：下総国一の宮：香取神宮のご朱印

全国の香取神社の総本社となります。

明治以前は、伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮のみ、神宮の称号を名乗ることができました。

第一駐車場のそばには参道前にお店が並んでいました。

参道途中には、「奥宮」・「要石」へ向かう分かれ道もありました。

昭和五十五年に竣功しました。

『亀甲の池』『菖蒲ヶ池』『宮下の池』の三池から成ります。

江戸時代中期の天明元年(1781年)に香取神宮大宮司邸の表門として建てられました。
大宮司邸は1946年頃の火災で焼失しましたが、この門だけが残りました。

香取神宮内に残る唯一の茅葺屋根の建造物として保存されています。

現在の社殿は江戸幕府五代将軍の徳川綱吉が、
元禄十三年(1700年)に造営したものです。

令和六年参拝時は、修復工事中でした。

昭和十五年に国費を以って造営されました。

権現造の社殿としては最大級です。
本殿は平成二十六年に改修されました。

現在の神楽殿である旧拝殿は、元禄十三年(1700年)に、
本殿や楼門などと一緒に造営されました。昭和十三年(1938年)に現拝殿の新築に際し、
移築されました。

香取神宮の森は千葉県の天然記念物に指定されています。

三本杉は源頼義が参拝し、「天下太平・社頭繁栄・子孫長久の三つの願い成就せば、
此の杉自ら三岐に別れん」と祈願したところ、一株の杉が三岐に別れ、
以来これを三本杉というそうです。

源頼義は、「佐原の山車行事」では、下宿区の山車人形として飾られています。

樹齢千余年と伝えられています。目通り約7.4メートルです。

海上自衛隊の練習艦『かとり』は昭和四十五年に建造され、平成十年に除籍となるまで、
二十八年間毎年、海上自衛隊の幹部候補生を乗せ、幾多の幹部を輩出しました。

平成十年七月に除籍の記念として、奉献されました。

香取神宮奉賛会長の安倍晋三元首相による題辞です。

本殿のそばにある匝瑳神社は、御祭神香取大神の親神が祀られています。

参道途中にある「要石道」の石碑の道を進むと、途中に「護国神社」の社標があります。

階段を登ると護国神社の鳥居が見えてきます。

香取護国神社は、昭和二十一年九月に創建されました。
旧佐原市と旧香取郡内各町出身の英霊4213柱を奉祀する神社です。

要石は地中に住む大鯰(なまず)を抑える為、地中深く差し込んであります。
香取神宮と鹿島神宮にあります。

要石の地表に露出している頭頂部は、香取神宮は凸型で、鹿島神宮は凹型をしています。

要石のそばには押手神社がありました。

要石からは旧参道を奥宮まで向かいます。

奥宮御祭神の荒魂(あらみたま)は、
勇武果敢に円満調和なる香取神宮御祭神の和魂(にぎみたま)の支柱(ささえ)となっています。

奥宮社標から階段を登り、参道を進むと奥宮社殿があります。

奥宮社殿は昭和四十八年の伊勢神宮の遷宮の折の古材が使われています。

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二の鳥居そばから直接奥宮へ向かう事も出来ます。

急な坂を登ると奥宮の授与所の看板が見えてきます。

奥宮授与所のそばには、武道の流派のひとつ天真正伝神道流(香取神道流)の始祖である、
飯篠長威斉(いいざさちょういさい)の墓がありました。

天真正伝神道流はわが国最古の権威ある流儀として知られ、
始祖である飯篠長威斉(いいざさちょういさい)家直は、旧飯篠村に生まれ、
香取神宮境内の梅木山不断所で剣法の奥義を極めたと伝えられます。

墓のそばには大きな石碑があります。

周辺より高い場所に墓所がありました。

二の鳥居のそばには、政治家の10代目・11代目山村新治郎親子の胸像がありました。

11代目の山村新治郎氏は、昭和四十五年(1970年)の日航機よど号乗っ取り事件で、
当時運輸政務次官として、乗客の代わりに人質となったことで有名です。

一の鳥居は、県立佐原病院の近く、食堂『魚文』の前にありました。

奥宮と要石のご朱印は、奥社授与所で頂きました。