Contents
- 1 日本三大東照宮:久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)
- 1.0.1 静岡駅前:東照宮三百年祭記念塔
- 1.0.2 日本三大東照宮
- 1.0.3 全国東照宮めぐり
- 1.0.4 全国東照宮めぐり:御朱印帳
- 1.0.5 御祭神
- 1.0.6 由緒
- 1.0.7 一の鳥居
- 1.0.8 国指定重要文化財:楼門
- 1.0.9 国指定重要文化財:神厩
- 1.0.10 国指定重要文化財:唐門
- 1.0.11 五重塔跡
- 1.0.12 鳥居
- 1.0.13 国指定重要文化財:鼓楼
- 1.0.14 国宝:御社殿
- 1.0.15 国指定重要文化財:玉垣
- 1.0.16 三保の折戸茄子
- 1.0.17 家康公御手植のみかん
- 1.0.18 家康梅
- 1.0.19 国指定重要文化財:神廟(しんびょう)
- 1.0.20 神廟(しんびょう)由緒
- 1.0.21 添石垣(そえいしがき)
- 1.0.22 家康公愛馬霊所
- 1.0.23 金の成る木
- 1.0.24 久能山東照宮全景
- 1.0.25 奉納プラモデル
- 1.0.26 日枝神社
- 2 久能山東照宮のご朱印
- 3 神社情報
日本三大東照宮:久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)
静岡駅前:東照宮三百年祭記念塔
静岡駅南口には大正四年に建立された東照宮三百年祭記念塔がありました。
地元の方の待ち合わせスポットになっているようです。
日本三大東照宮
静岡市に日本三大東照宮のひとつに数えられる、
久能山東照宮があります。
全国東照宮めぐり
昭和四十年(1965年)に全国の徳川家康公を奉斎する神社で、
『全国東照宮連合会』が結成されました。
平成二十七年の徳川家康没後四百年忌にご朱印帳が作成されました。
『全国東照宮めぐり』は現在加盟している四十七社を巡るものです。
全国東照宮めぐり:御朱印帳
御朱印帳は日光東照宮で頂きました。
御祭神
御祭神:徳川家康公
相殿神:豊臣秀吉公
相殿神:織田信長公
由緒
高さ二百十六メートルの久能山は、推古天皇の時代の六百年頃、
久能忠仁(ただひと)が初めて山を開き、
一寺を建てて観音菩薩を安置し、
補陀洛山久能寺と称したとあります。
その後、行基を始め多くの高僧が来るなど、
建物の数も三百三十坊となり、
非常に隆盛を誇っていましたが、
嘉禄年間(1225年頃)に山麓の失火によって類焼し、
昔の面影が無くなっていました
永禄十一年(1568年)に武田信玄は、
寺を移し(鉄舟寺)、山上に城砦を設け、久能城と称しました。
久能山城の御城印は久能山東照宮博物館で購入できるそうです。
武田氏が滅びた後は、駿河国は徳川氏の所有となりました。
徳川家康の死後、遺命により、その遺骸は久能山に葬られ、
その後日光東照宮に遷されました。
久能山東照宮は、江戸幕府二代将軍の徳川秀忠の命により、
中井大和守正清を大工棟梁として、
元和二年五月から元和三年十二月に完成と、
わずか一年七か月の短期間で造営されました。
平成二十二年(2010年)に国宝に指定されました。
一の鳥居
ここから千百五十九段の階段を登ると、東照宮はあります。
東照宮へは階段を登るルートと、
階段を登らずに日本平ロープウェイにて向かうルートがあります。
国指定重要文化財:楼門
社務所受付を通ると朱塗りの大きな門があります。
後水尾天皇の宸筆(しんぴつ:天皇の直筆)で、
『東照大権現』の額が掲げてあるので、『勅額御門』ともいわれています。
国指定重要文化財:神厩
当初は家康公の愛馬を飼育していましたが、
その後名工左甚五郎作の木製の神馬が収められています。
神馬の眼球はギヤマン(ガラス)を使用しています。
国指定重要文化財:唐門
拝殿正面にある門です。
五重塔跡
江戸幕府三代将軍の徳川家光の建立で、寛永十三年に完成した、
高さ約三十メートルの五重塔がありました。
石碑の裏のソテツは駿府城内にあったものだそうです。
五重塔は明治時代に神仏分離により取り壊されました。
鳥居
国指定重要文化財:鼓楼
創建当時は鐘つき堂でしたが、明治時代の神仏分離により、太鼓にかわりました。
明治六年に旧幕臣の小島勝直が、江戸城にあった太鼓を奉納したといわれています。
国宝:御社殿
本殿と拝殿を石の間で連結した権現造です。
元和三年(1617年)に中井大和守正清によって建立されました。
平成二十二年国宝に指定されました。
国指定重要文化財:玉垣
三保の折戸茄子
家康公の愛した『三保の折戸茄子』が展示されていました。
家康公御手植のみかん
みかんの木は駿府城より分木されたものです。
家康梅
我が子の頼房(初代水戸藩主)の誕生を祝い、家康自ら植樹された梅を、
浜松城から水戸へ、その後静岡の丸子梅園にて育成されていたものを、
久能山東照宮に植えられました。
国指定重要文化財:神廟(しんびょう)
御祭神徳川家康公の遺骸を埋葬した場所です。
創建当初は木造桧皮葺の造りでしたが、
寛永十七年(1640年)に徳川家光により、
高さ五・五メートルの石造宝塔に造り替えられました。
家康公のお墓は西向きに建てられています。
西には家康にゆかりの鳳来寺、
岡崎松平家の菩提寺である大樹寺、岡崎城があります。
京の都や西国の脅威から江戸を守る意味が込められているのでしょうか。
神廟(しんびょう)由緒
添石垣(そえいしがき)
廟所の石垣の崩落を抑えるために作られたものでした。
家康公愛馬霊所
神廟の裏にひっそりと、愛馬を埋めた霊所がありました。
金の成る木
久能山東照宮全景
奉納プラモデル
プラモデルが奉納されていました。
静岡はプラモデルで有名なバンダイや、
タミヤなど世界的に名を知られている模型メーカーが多くあります。
その歴史は、静岡浅間神社や久能山東照宮の造営にあたり、
日本各地から優秀な職人を集められました。
その後駿府に残り、雛人形や竹細工などの木工製品の制作に携わりました。
この技術が戦後の木製模型や、
プラスチック模型の発展につながったようです。
日枝神社
旧本地堂で薬師如来を祀っていましたが、明治の神仏分離により日枝神社となりました。
久能山東照宮のご朱印
平成二十二年拝受:ご朱印
令和三年拝受:ご朱印
国宝指定十周年:ご朱印
神社情報
- 住所:静岡県静岡市駿河区根古屋390
- アクセス:しずてつジャストライン静岡日本平線
「日本平」バス停下車後ロープウェイで5分 - HP:https://www.toshogu.or.jp/
久能山東照宮周辺:日本平ロープウェイからの景色
日本平ロープウェイ
日本平から五分で久能山東照宮に到着します。
ロープウェイからの景色
きれいな海が見えます。
屛風岩(びょうぶいわ)
甲陽軍鑑:三名城
『甲陽軍鑑』に『駿河に久能、甲州に岩殿、上州に吾妻』と、
並んで三名城と称されていたそうです。
蛇口みかんジュース
ロープウェイ日本平駅のギフトショップ内にありました。
静岡県内初だそうです。
コップを購入して、1杯(90ml)200円(税込)で飲めます。
清水地区で生産された完熟みかんを飲むことができます。
ご覧頂きましてありがとうございます。
鳳来山東照宮:愛知県新城市
日光東照宮:栃木県日光市
久能山東照宮:静岡県静岡市駿河区