Contents
中宮祈願殿:芦峅寺雄山神社(あしくらじおやまじんじゃ)
鳥居と境内
由緒
立山を御神体とした雄山神社は、
峰本社、中宮祈願殿(芦峅寺雄山神社)、前立社檀(岩峅寺雄山神社)の三社で成り立っています。
芦峅寺、岩峅寺の『峅(くら)』という字には、
『神様が降り立つ場所』という意味があります。
創建年は不明ですが、大宝元年(701年)に佐伯有頼(慈興上人)が、
白鷹に導かれ岩窟に至り、神勅を奉じて開山造営されました。
鎌倉幕府が文治元年に諸堂を造営し深く崇敬しました。
しかし天正十三年八月に富山城主の佐々成政征討の為、
越中に軍を進めた豊臣秀吉により、芦峅寺がほとんど焼き払われました。
その後前田利家が領主となると、復興造営に保護が加えられました。
明治の廃仏毀釈により、天下三霊橋と呼ばれた布橋も落ち、
芦峅寺は廃墟となりました。
根本中宮の境内と講堂が雄山神社中宮祈願殿として残りました。
祈願殿
かつて神社が中宮寺(芦峅寺)と呼ばれていた頃の神仏習合の施設で、
大講堂と呼ばれていました。
開祖の佐伯有頼は晩年をここで過ごしました。
女人禁制であった立山で、女性が最後に入る事が出来た場所です。
『立山大権現祈願殿』という表示が神仏習合の時代の名残を感じさせます。
立山若宮
若宮御祭神
大宮御祭神
伊邪那岐神(いざなぎのかみ):立山大権現雄山神
若宮社殿由緒
立山開山御廟:佐伯有頼公墓所
天平宝字三年六月七日に八十三歳で入定された、佐伯有頼公のお墓です。
スギ林
平成十九年拝受:ご朱印
平成三十年拝受:ご朱印
神社情報
- 住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺2
- アクセス:富山地方鉄道千垣駅よりバス5分芦峅寺バス停下車※日曜運休
(徒歩の場合40分) - HP:http://www.oyamajinja.org/kiganden.htm
ご覧頂きましてありがとうございます。
天手力雄神(あめのたぢからおのかみ):刀尾天神剱岳神