Contents
- 1 国会議事堂(こっかいぎじどう)
- 1.0.1 衆議院の見学(衆議院面会受付所)
- 1.0.2 由緒
- 1.0.3 国会議事堂外観
- 1.0.4 衆議院本会議場
- 1.0.5 天皇・皇后両陛下御座所
- 1.0.6 議長席・事務局席・演壇
- 1.0.7 内閣総理大臣席・大臣席・議席
- 1.0.8 国賓向け貴賓席と外交官席・公衆席
- 1.0.9 貴賓席と参議院議員席・公務員席
- 1.0.10 傍聴席
- 1.0.11 平成二十九年(2017年)五月三日特別参観時:衆議院本会議場
- 1.0.12 中央広間
- 1.0.13 伊藤博文像
- 1.0.14 平成二十九年参観時:伊藤博文像
- 1.0.15 平成二十九年参観時:板垣退助像
- 1.0.16 平成二十九年参観時:大隈重信像
- 1.0.17 平成二十九年参観時:中央広間案内
- 1.0.18 中央広間上部
- 1.0.19 中央玄関への扉
- 1.0.20 中央階段
- 1.0.21 御休所(ごきゅうしょ)
- 1.0.22 皇族室
- 1.0.23 議事堂内廊下
- 1.0.24 平成二十九年特別参観時:大臣室
- 1.0.25 平成二十九年特別参観時:議院運営委員会室
- 1.0.26 第一委員会室
- 1.0.27 国会議事堂ポスト
- 1.0.28 衆議院正面玄関:尾崎行雄と三木武夫の胸像
- 1.0.29 平成二十九年特別参観時:議員専用電話ボックス
- 1.0.30 平成二十九年特別参観時:国会議事堂中庭噴水
- 1.0.31 平成二十九年特別参観時:内閣総理大臣室
- 1.0.32 都道府県から贈られた木
- 2 国会議事堂情報
国会議事堂(こっかいぎじどう)
今回の記事は、平成二十九年の憲法記念日(5月3日)の特別参観の時と、
令和六年九月の日曜日の通常の衆議院参観の時の写真を使用しています。
衆議院の見学(衆議院面会受付所)
令和六年九月の日曜日に国会見学(衆議院)を申し込みました。
土日祝の見学は、衆議院面会受付所で手続ができます(予約不要でした)
詳細はHPを御確認下さい。国会参観の手続き(衆議院)
由緒
日本の国会は、明治十四年(1881年)に明治天皇より国会開設の詔(みことのり)が発せられ、
明治二十三年(1890年)を期して、国会(議会)を開く事が表明されました。
現在の議事堂は五代目にあたり、着工から十七年を経た、
昭和十一年(1936年)11月7日に鉄筋コンクリート造で竣工されました。
デザインは一般公募され、宮内省技手の渡邊福三の案が一等に当選しました。
国会議事堂外観
外装は花崗岩(かこうがん)を使った石積みです。
議事堂前の銀杏並木です。千代田線桜田門駅から歩くと国会議事堂が見えてきます。
衆議院本会議場
通常の衆議院本会議場の参観の際は、傍聴席より見学が可能です。
音声ガイダンスで説明を聞く事ができました。
天井のステンドグラスも見事です。
正面中央上が、天皇・皇后両陛下が傍聴される御座所です。
天皇・皇后両陛下御座所
議長席・事務局席・演壇
正面中央の高い椅子のある席が議長席です。
内閣総理大臣席は左側の議長席に近い場所にあります。
議事堂そばの憲政記念館ではレプリカが展示され、演壇に立つことができます。
内閣総理大臣席・大臣席・議席
議席は、議長席に向かって左から右へ、所属議員の多い会派から順次、
各会派別に座るのが慣例となっています。
国賓向け貴賓席と外交官席・公衆席
傍聴席から見て右側の貴賓席は、内外の要人が傍聴される時に使い、
そばには外交官席があります。
貴賓席と参議院議員席・公務員席
傍聴席より左側の貴賓席は、皇族の方が傍聴される時に使用されます。
傍聴席
平成二十九年(2017年)五月三日特別参観時:衆議院本会議場
平成二十九年の参観時は、議場から見学が可能でした。
議場から見た傍聴席です。
案内看板も置かれていました。
中央広間
中央広間には議会政治に功労のあった三人(伊藤博文・板垣退助・大隈重信)の銅像が
立っています。昭和十三年(1938年)の大日本帝国憲法発布五十年を記念して作られました。
右側の像が立っていない空の台座は諸説あり、
『政治は常に未完であることを象徴している説』や、
『もっと偉大な政治家になれと戒めの意味で空けてある説』などあり、
議会招集の日には松の大きな盆栽が置かれているそうです。
伊藤博文像
空の台座の左側は伊藤博文像です。
平成二十九年参観時:伊藤博文像
平成二十九年の参観時には中央広間の下より見学できました。
伊藤博文は日本初の内閣総理大臣で、初代貴族院議長でもあります。
大日本帝国憲法の起草に中心的役割を果たしました。
平成二十九年参観時:板垣退助像
板垣退助は国会開設を求めて自由民権運動を起こし、
日本初の政党である自由党の党首を務めました。
平成二十九年参観時:大隈重信像
大隈重信は日本初の政党内閣の総理大臣で、
立憲改進党の党首として議会政治確立のため活動しました。
平成二十九年参観時:中央広間案内
中央広間は国会議事堂の中央塔の真下にある広間で、二階から六階まで吹抜きで、
天井までの高さは32.62メートルあるそうです。
中央広間上部
中央広間上部には綺麗なステンドグラスがはめ込まれています。
中央広間の四隅には春夏秋冬の四季を描いた油絵があります。
中央玄関への扉
扉の先にある中央玄関は、
『天皇陛下をお迎えする時』
『衆議院議員総選挙・参議院議員通常選挙の後に召集される国会に議員が初登頂する時』
『外国の国賓をお招きした時』のみ使用されます。
中央階段
中央広間から中央階段を登ると、突き当りに天皇陛下の御休所があります。
御休所(ごきゅうしょ)
天皇陛下の御休所があります。総檜造の本漆塗りになっているなど、
国会議事堂の中で最も華麗な造りになっています。
部屋の造作には総工費の一割を費やしたそうです。
皇族室
皇族室は皇族の方がお見えになる際、お休みになる場所です。
下の扉は衛視の方の説明によると、皇族の方用の洗面所といわれていますが、
衛視の方も中を見たことのない、いわゆる「開かずの間」だそうです・・・。
議事堂内廊下
廊下や壁には様々な種類の石材が使われているそうです。
装飾が見事です。
平成二十九年特別参観時:大臣室
平成二十九年の参観時には大臣室も見学ができました。
ニュースなどでよく見る光景ですが、閣議が開かれる際、
各大臣はここで首相の到着を待ちます。
平成二十九年特別参観時:議院運営委員会室
本会議の開会の日取り、議事の順序など議院の運営に関する事項について協議が行われます。
壁はケヤキ材の塗装仕上げになっていて、その上は布貼りで、シャンデリアなどで、
部屋全体が落ち着いた品格ある造りになっています。
壁には戦後の第一回国会からの歴代議長の肖像画が掲げられています。
第一委員会室
第一委員会室では、予算委員会や党首討論など重要な委員会が開かれます。
発言席と答弁席との近さには驚きです。
国会議事堂ポスト
国会議事堂の中にポストがありました。下の階集まった郵便物が回収されるそうです。
衆議院正面玄関:尾崎行雄と三木武夫の胸像
衆議院正面玄関には、衆議院の名誉議員の尾崎行雄(左)と三木武夫(右)の胸像がありました。
五十年にわたって議員を務めた功績によるものです。
平成二十九年特別参観時:議員専用電話ボックス
議員専用の電話ボックスがありました。
平成二十九年特別参観時:国会議事堂中庭噴水
中庭で水を出しているライオン像は全て表情が異なっていました。
ニシキゴイが泳いでいましたが、平成二十四年(2012年)に発生した新潟県中越地震の後、
旧山古志村の鯉の養殖を支援する為、放流されたそうです。
平成二十九年特別参観時:内閣総理大臣室
都道府県から贈られた木
国会議事堂内の遊歩道の両側には、都道府県から贈られた木が植えられていました。
東京都は「いちょう」でした。
国会議事堂情報
住所:東京都千代田区永田町1-7-1
アクセス:東京メトロ丸ノ内線国会議事堂前駅・永田町駅
HP:https://www.shugiin.go.jp/internet/index.nsf/html/index.htm(衆議院)
https://www.sangiin.go.jp/(参議院)
国会議事堂周辺
国会ギフト思い出屋
国会議事堂前にある国会議事堂観覧バス駐車場にあります。
歴代首相のマグカップや、「ありがとう岸田首相」のタオルを記念に購入しました。
岸田首相のクッキーの試食用を頂きました。
自由民主党本部
近くには自由民主党本部がありました。
総裁選のポスターがありました。
首相公邸
参議院議長公邸
参議院議長公邸はかつて華族女学校(現:学習院女子中・高等科)がありました。
参議院議長公邸は、昭和三十六年(1961年)に建築されました。
外国の要人などを迎える施設だそうです。
衆議院議長公邸
参議院議長公邸の隣には衆議院議長公邸がありました。
かつては松江松平藩の上屋敷があったそうです。
霞が関坂
中世の頃、奥州街道の関所・「霞が関」が置かれていたといわれ、
景勝地として古歌にもうたわれました。
江戸時代は諸大名の屋敷が建ち並び、江戸土産の絵本や、広重の錦絵の題材にもなり、
明治以降は外務省・司法省・海軍省などが建ち並ぶ中央官庁街となり、現在に至ります。
茱萸(ぐみ)坂
坂に沿った武家屋敷に茱萸(ぐみ)の木が植えられていたことに由来します。
番付坂という別名もあり、山王祭の行列がこの場所に並び、
山車の番付札を確認したことから付けられました。
ご覧頂きましてありがとうございます。