【歴史的建造物】石川県金沢市：加賀前田家奥方御殿：成巽閣

成巽閣は室内が撮影禁止で、外観とな庭園のみ写真撮影が可能です。

金沢城と金澤神社、兼六園のそばに、
かつて巽御殿と呼ばれた成巽閣(せいそんかく)があります。

昭和二十五年に国の重要文化財に指定されました。

上段、下段十八畳、広間三十三畳から成る、公式の御対面所である謁見の間や、
ウルトラマリンブルーと呼ばれる西欧から輸入された顔料を使用した、
群青(ぐんじょう)が特異な意匠の群青の間・書見の間は見所です。

正門は風格ある塀重門(へいじゅうもん)で、両袖に海鼠壁(なまこかべ)が続いています。

玄関前に庭園があります。

庭の撮影はOKでした。辰巳用水から分流された遣水がゆるやかに流れています。

縁側の軒先は『桔木(はねぎ)』によって支えられ、
柱の無い縁から庭を開放的に眺めることができます。

御居間に面しています。

つくしの縁庭園からの遣水が廊下を挟んで流れ込む庭園です。
御寝所の亀の間に面しています。

兼六園と出入りすることができます。