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聖徳太子創建の宮:森之宮神社(もりのみやじんじゃ)
由緒
聖徳太子創建の宮といわれる森之宮神社は、聖徳太子が物部守屋との戦いの戦勝を祈願すると、
四天王を祀る寺院を建立することを誓いました。
蘇我馬子が物部守屋を滅ぼすと、聖徳太子は崇峻天皇二年(589年)に、
新たに建てる寺である四天王寺の鎮守として森之宮神社を創建しました。
推古天皇六年(598年)聖徳太子の命により新羅(しらぎ)に渡った吉士盤金(きしのいわかね)が、
2羽の鵲(かささぎ)を持ち帰り、神社の杜で飼ったことから、
『鵲(かささぎ)の森』と呼ばれるようになり、
神社の名も『鵲森宮(かささぎもりのみや)』となったと伝えられています。
天正年間(1573年~1592年)の初めに、織田信長による石山本願寺攻めに巻き込まれ、
焼失しましたが、その後再建されました。
昭和二十年の大阪大空襲では、付近は焼失しましたが、神社は被害を免れました。
御祭神
社標と鳥居
玉造筋に鳥居と社標があります。
森之宮公園側鳥居
森之宮公園側に朱色の鳥居がありました。
社殿
狛犬の台座には、太平洋戦争のアメリカ軍の戦闘機による機銃掃射の痕跡が残っています。
五幸稲荷社
宇賀御魂命(うかのみたま)が祀られています。
大伴家持歌碑
亀井水
聖徳太子が伽藍を建立する時に湧き出た水といわれています。
古代には温泉が湧いており、病の人に入湯を許すと病が癒えると評判だったそうです、
JR大阪環状線森ノ宮駅あたりにあったものが、工事により移設されました。
鵲森宮(森之宮神社)のご朱印
平成十八年拝受:ご朱印
令和五年拝受:ご朱印
神社情報
- 住所:大阪府大阪市中央区森之宮中央1-14-4
- アクセス:JR大阪環状線森ノ宮駅徒歩約1分・大阪メトロ長堀鶴見緑地線森ノ宮駅徒歩1分
- HP:https://morinomiya.net/
森之宮神社周辺
日本生命球場跡
神社の石垣に『日本生命球場』と書かれていました。
神社の近くにある『もりのみやキューズモールBASE』には、
かつて日生球場と呼ばれた野球場がありました。
平成九年(1997年)に閉鎖されるまでに、プロ野球の試合が1540試合開催されました。
ご覧頂きましてありがとうございます。
用明天皇:聖徳太子の父
穴穂部間人皇后(あなほべはしひとこうごう):聖徳太子の母
聖徳太子