大阪府大阪市天王寺区：聖徳太子創建の寺：四天王寺のご朱印

四天王寺のある天王寺区や駅の名前(JR天王寺駅・大阪メトロ・四天王寺夕陽丘駅)は、
四天王寺が由来となります。

バインダー式の専用御朱印帳で巡拝しました。

専用の御朱印帳で巡拝しました。

青色の御朱印帳ケースに入った専用の御朱印帳(右)で巡拝しました。

専用の御朱印帳は無く、それぞれ神社用・寺院用の御朱印帳で巡拝しました。

その後四天王寺は、度重なる災害や戦火で、古い建物は焼失しましたが、
その都度再建されました。

その後昭和三十八年(1963年)には伽藍が、
昭和五十四年(1979年)には聖霊院奥殿・絵堂・経堂が再建され、
その他の建物も次々と再興され、現在ではほぼ旧観に復しています。

敷地が広く、建物も多い為、境内のいたるところに案内図がありました。

伽藍配置は『四天王寺式伽藍配置』といわれ、日本で最も古い建築様式の一つです。
創建当時の様式が忠実に再現されています。

四天王寺の西側にある旧熊野街道に面した鳥居です。建立当初は木造でしたが、
永仁二年(1294年)に忍性律師により花崗岩の石造に改められました。
吉野・金峯山寺の銅の鳥居、宮島・厳島神社の大鳥居と並んで日本三鳥居の一つとされます。

諸人葬送の時に棺を引導石の前に置き、無常院(北引導鐘堂)の鐘を三度鳴らすと、
お太子様がこの石に影向ありて、亡魂を極楽浄土に導くという伝説があります。

大阪七福神めぐりの布袋尊が祀られています。

浄土真宗の祖である親鸞聖人を顕彰して、建立されました。
横には親鸞聖人の銅像が建っていました。

推古天皇元年(593年)に創建されました。
昭和三十七年(1962年)に故・松下幸之助氏の寄進により再建されました。

文化九年(1812年)再建の中門は、昭和九年の室戸台風の為に倒壊し、
昭和十五年に再建されましたが、昭和二十年の大阪大空襲で焼失しました。
現在は昭和三十八年に再建された八回目の中門です。

仁王像の重さは約1トンで、身長は5.3メートル、顔の長さ70センチある巨大な仏像で、
昭和三十八年に献納されました。

中門の後ろに五重塔が見えます。

西重門から見た五重塔と金堂です。

聖徳太子創建の時、六道利救の悲願を込めて、
塔の礎石心柱の中に仏舎利六粒と自らの髻髪(きっぱつ)六毛を納められたので、
『六道利救の塔』といわれています。現在の塔は昭和三十四年(1959年)再建の八代目です。

弘法大師修行像の横に大師堂があります。

昭和二十八年(1953年)に、四天王寺末寺の三重県国束寺(くずかじ)の本堂を移築しました。
阿弥陀如来が祀られています。

創建は聖武天皇勅願といわれ、本尊は十一面観音坐像が安置されています。
おおさか十三佛霊場第四番札所となります。

推古天皇元年(593年)に創建されました。
現在の南大門は昭和六十年(1985年)に再建されました。

昭和三十年(1955年)に建立されました。

太子殿は聖徳太子をお祀りしているお堂で、聖霊院といいます。
虎の門は昭和五十四年(1979年)に再建されました。

昭和五十四年(1979年)に再建されました。猫の彫刻があります。
空襲で焼失する前の猫の彫刻は、左甚五郎作であったといわれています。

普賢菩薩が祀られています。

かつて伝教大師像が祀られていましたが、太平洋戦争末期の金属類回収令により、
供出されてしまいました。令和二年に伝教大師像を復興造立し、
堂宇は一乗院と名付けられました。

日本における大工技術の始祖として番匠(大工)達から尊崇されている、
聖徳太子が祀られています。
曲尺(かねしゃく)を携えた姿から『曲尺太子』と呼ばれています。

聖徳太子の父である用明天皇が祀られています。
昭和二十年の大阪大空襲で焼失しましたが、令和元年に復興しました。

江戸時代にには徳川家康を祀る東照宮となりましたが、江戸幕府の終焉により、
用明殿の名称が戻りました。

上町筋側の門です。

もと四天王寺の西大門の西南外に手水鉢で使われていました。
中世の石造遺品として貴重なものです。

推古天皇元年(593年)に創建され、昭和三十年に再建されました。
亀井不動尊が祀られています。

昭和三十年(1955年)に再建されました。亀井堂の霊水は、
金堂の基壇下にあるという青竜池から湧いている白石玉出の清水で、
回向を済ませた経木を流せば極楽往生が叶うといわれています。

中心伽藍の北に位置します。
元和九年(1623年)に江戸幕府二代将軍の徳川秀忠により建立されました。

当初聖徳太子の偉業を奉賛する『頌徳鐘楼(しょうとくしょうろう)』として、
明治三十六年(1903年)に建立されました。
明治四十一年に全長約8メートル、重量約64トンの世界一の大梵鐘が釣られていましたが、
昭和十七年に太平洋戦争の際の物資として供出されました。

昭和二十五年に戦没英霊の御霊を祀る英霊堂と命名されました。

信州名物の野沢菜のルーツは天王寺蕪(かぶ)という由来を記した記念碑です。
平成二十八年(2016年)に建立されました。
宝暦六年に(1756年)に野沢村の健命寺の晃天園瑞住職が、修行先で天王寺蕪の味に感動し、
持ち帰ったのが栽培の始まりといわれています。

もとは南大門の西、萬燈院の後ろにありましたが、現在地に移転しました。
嘉永二年(1849年)に再建されました。

元三大師を祀るお堂として、元和九年(1623年)に徳川秀忠によって建立されました。

元三大師堂は訪問時はプレハブの仮堂となっていました。

令和八年三月まで、六時礼賛堂と元三大師堂は保存修理工事に入っています。

安政元年(1854年)十一月に発生した安政東海地震と南海地震による犠牲者を供養し、
津波災害の状況を後世に伝えて警告するため、町人一同によって翌年石碑が建立されました。

地蔵山は明治四十年代に、大満直心尼の発願によって、
近隣及び境内各所に祀られていた有縁無縁の地蔵尊を集めて合祀したのが始まりと、
伝えられています。

右側には四天王寺中学校・高等学校の校舎があります。
中之門は四天王寺西側の旧熊野街道沿いにあります。