石川県白山市:加賀一の宮:白山本宮:白山比咩(しらやまひめ)神社のご朱印

北陸鎮護の大神:白山比咩(しらやまひめ)神社

由緒

崇神天皇七年(紀元前91年)本宮の北にある標高178メートル舟岡山神地を定めたのが、
創建と伝わります。応神天皇二十八年(297年)には十八講河原遷りましたが、
氾濫のためしばしば社地が崩壊するため、
霊亀二年(716年)手取川沿いの安久濤(あくど)の森遷座しました。

文明十二年(1480年)の大火によって全焼したため、現在地へ遷りました。

文禄五年(1596年)前田利家によって復興され、社名は白山比咩神社となりました。
江戸時代加賀藩主の庇護を受けました。

旧社地・古宮(ふるみや)公園

旧遷座地は現在古宮(ふるみや)公園となっています。

付近には七ヶ(しちか)用水があり、手取川扇状地水田潤しています。

一の鳥居

表参道駐車場のそばには、一の鳥居があります。石造りでは日本有数の大きさで、
高さ6.4メートルあります。昭和十一年(1936年)建立されました。

参道

杉や欅(けやき)、楓(かえで)などの樹木に覆われた、250メートルの表参道が続きます。

凍る琵琶滝(びわたき)

表参道琵琶滝(びわたき)瀬音は神様に近づく荘厳さを感じさせるという事ですが、
令和四年十二月の朝の参拝時には、滝が凍っていました。

白山市指定天然記念物:老スギ

参道には御神木として、高さ約四十二メートルで、樹齢約八百年老スギがありました。

二の鳥居

参道の終点は二の鳥居となり、石段があります。

三の鳥居

参道から階段を登り、三の鳥居をくぐると神門があります。

神門

神門の先には社殿があります。

社殿

本殿明和七年(1770年)加賀藩十代藩主前田重教(しげみち)にの寄進によって、
造営されました。

白山奥宮(おくのみや)遥拝所(ようはいじょ)

境内には白山山頂奥宮を拝む遥拝所があります。

荒御前(あらみさき)神社

祀られている荒御前大神は、日本書紀の中で、神功皇后朝鮮半島出兵した際、
守護した神として登場します。

北参道鳥居

神馬舎

白山比咩大神を乗せて白山に登拝するという神馬の姿を、
白山麓の大欅を素材として奉製されました。

昭和天皇御参拝記念樹(御神木)

昭和五十八年石川県で開催された全国植樹祭の際に、
昭和天皇が種をお手まきされた杉の苗木が、平成三年御神木として植樹されました。

白山市指定天然記念物:白山比咩神社の大ケヤキ

推定樹齢約千年大ケヤキです。樹高約二十五メートルです。

觸穢(しょくえ)の所

觸穢(しょくえ)とは「喪・お産」などの穢(けが)れに触れることです。
境内には穢れを清める社がありました。

盤持石(ばんもちいし)

盤持石祭礼の神賑(かみにぎわい)として、盤持大会が行われ、
力自慢の若者たち社頭に集まってその技を競いました。

明治天皇御製

天皇陛下御製

昭和五十五年御親拝された天皇陛下が、白山に登拝されたお気持ち詠まれました。

南参道鳥居

禊場(みそぎば)

南参道鳥居のそばには、平成十八年に作られた禊場(みそぎば)があります。

白山の伏流水を利用した滝もあります。

禊場水深約75センチの深さがあります。

手水舎(亀岩)

手水舎手水鉢は珍しい亀岩となっています。

古来より「亀」長寿の吉兆となっています。

なんじゃもんじゃの木

なんじゃもんじゃの木長崎県対馬及び岐阜県瑞浪市に自生している木で、
春には白く可愛らしい花を咲かせるそうです。平成四年奉納されました。

松尾芭蕉句碑

元禄二年(1689年)松尾芭蕉奥の細道の途中、白山の姿を讃えて詠んだ句碑があります。

句碑昭和三十六年建立されました。

白山比咩神社のご朱印

平成十八年拝受:ご朱印

令和四年拝受:ご朱印

神社情報

  • 住所:石川県白山市三宮町ニ105-1
  • アクセス:北陸鉄道石川線鶴来駅下車加賀白山バス乗車一の宮バス停下車徒歩約5分
         北陸自動車道美川ICより車で約20分
  • HP:https://www.shirayama.or.jp/index.html

ご覧頂きましてありがとうございます。

白山比咩神社周辺

手取川

白山比咩神社の近くにある手取川(てどりがわ)は、霊峰白山(はくさん)に源を発し、
加賀平野を貫流して日本海にそそぎます。

農業用水としては七ヶ用水宮竹用水水脈として供給し、八千ヘクタール田畑を灌漑し、
五万トンの加賀米生産されています。

ご覧頂きましてありがとうございます。