東京都渋谷区：勝利の神様：東郷神社のご朱印

2023年WBCの侍ジャパン栗山監督の必勝祈願のぼり旗が社殿にありました。

東郷平八郎による連合艦隊解散の辞にある、
『勝って兜の緒を締めよ』というの言葉は有名です。
東洋の小国であった日本がロシアに勝ったという出来事は、
当時大国の植民地であった国々へ大きな勇気を与えたといいます。

敷地は鳥取藩主池田慶徳の約2万坪の屋敷でしたが、
子孫の池田侯爵は約1万2千坪を財団に譲渡しました。

昭和十五年五月二十七日の海軍記念日(日露戦争の日本海海戦に勝利をした記念日)に、
御鎮座祭が行われました。

勝利の神様として受験生やスポーツ選手などをはじめ、
多くの方が参拝されています。

唯一空襲からの焼失を免れたそうです。建立から八十年を経て大修理が行われました。

表参道大鳥居をくぐると一対の燈籠があります。
燈籠に書いてある『第一駆逐隊』は、
日露戦争前の明治三十六年(1903年)にわが国最初の駆逐艦として編成されました。

「神風」「野風」「波風」「沼風」の名が刻まれています。

神門をくぐると社殿があります。

周囲をオフィスビルに囲まれています。

本殿は太平洋戦争の空襲により焼失したため、
昭和三十九年に鉄筋コンクリートで再建されました。

ここが原宿とは思えない自然豊かな環境です。
ビルに囲まれた都会の中にあって、ここだけは静寂で落ち着いた雰囲気です。

東郷記念館は令和四年にリニューアルされたそうです。
五十年ぶりの建て替えとなります。

結婚式やパーティーなどを行う事が出来ます。

西参道には東郷幼稚園があり、その先は竹下通りとなります。

昭和二十年の空襲により、麹町三番町の東郷邸も土蔵一棟を残し、一切焼失しました。
昭和二十三年に境内に移築されました。
損傷も激しくなった為、東郷平八郎の五十年祭に当たり、
従前の蔵の姿を模して、少し大きく不燃建物にして新築されました。

原宿にあった旧海軍館(平成四年解体)の庭にあったもので、
実物に似せてあるが、寸法は実魚雷より小さいようです。

昭和四十七年に創建されました。御霊神として海軍・海事・水産関係者また崇敬者の霊を、
合祀・奉斎されています。

昭和十六年に創設された十四歳の少年から志願者を採用した、
海軍特別年少兵の殉国碑です。
今でいう中学生の幼い少年たちです。

碑は自然石に碑名が刻まれ、
昭和四十六年に高松宮同妃殿下の御台臨(ごたいりん：皇族の出席)を仰いで、
除幕式が挙げられました。

京浜急行横須賀中央駅から徒歩15分にある三笠公園には、
記念艦三笠と東郷平八郎像があります。

埼玉県飯能市にある東郷公園秩父御嶽神社にあります。
東郷平八郎の承諾を得て大正十四年に建立されました。
除幕式には自ら臨席されました。