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舟守地蔵:虚空蔵堂(こくぞうどう)
極楽寺坂切通を成就院(じょうじゅいん)から更に降ると、
鎌倉十三佛霊場第十三番札所の虚空蔵堂があります。
古都鎌倉十三佛霊場
古都鎌倉十三佛霊場:御朱印帳
由緒
天平年間に諸国を行脚中の行基僧正が、
古くからある井戸『星月の井(星の井)』に明るく輝く明星の光が移るという噂を聞き、
井戸を覗くと虚空蔵菩薩の姿が現れていたことから、
その姿を仏像に彫り、お堂を建立し安置しました。
鎌倉幕府初代将軍の源頼朝はこの菩薩を崇敬し、内陣仏の秘仏とし、
運慶に外陣仏を作らせたのが前立尊であるそうです。
御本尊は毎年正月十三日に開帳されます。
数え年十三歳の男女が、これまでの成長への感謝と、更なる知恵と福徳を授かる為、
虚空蔵菩薩に参拝する『十三参り』でも有名です。
鎌倉十井:星の井(ほしのい)
鎌倉十井のひとつです。『星月の井』とも呼ばれています。
鎌倉青年團:星月井碑
階段
虚空蔵堂
普段は無人で、ご朱印は近くの成就院で頂きました。
舟守地蔵
開眼の時期は不明ですが、古来より海上安全・大漁・海難除けなどにご利益があり、
漁師や船舶関係に従事する人々から篤く崇敬されています。
虚空蔵堂のご朱印
古都鎌倉十三佛霊場第十三番札所:ご朱印
鎌倉十三佛霊場の巡拝も虚空蔵堂で結願しました。
寺院情報
- 住所:神奈川県鎌倉市坂ノ下18−28
- アクセス:江ノ島電鉄極楽寺駅徒歩5分
- HP:http://www.jojuin.com/kokuu.html
※成就院のHPよりご覧頂けます。
ご覧頂きましてありがとうございます。
十三仏を参拝すれば、亡き人の追善になり、
また追善を行った功徳により、
自らの死後十三王の審判から救済されるという十三仏信仰が盛んになり、
日本全国に霊場があり、多くの人が巡拝しています。