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おたぬきさん:柳森神社
江戸三森
社標と鳥居
由緒
長禄二年(1458)に太田道灌が、江戸城の東北方面の鬼門除けとして、
京都の伏見稲荷大社を勧請して創建されました。
万治二年(1659年)に柳とともに対岸の現在地に遷りました。
境内
社殿
社殿は関東大震災で焼失しましたが、
昭和五年(1930年)に復興しました。
空襲により小破も、昭和二十九年に復興しました。
その後昭和五十九年の二度に渡る放火で半焼しましたが、
昭和六十一年に修復が完了しました。
御祭神
倉稲魂大神(うかのみたまのみこと)
おたぬきさん
江戸幕府五代将軍の徳川綱吉の生母・桂昌院が、
江戸城内に『福寿いなり』と称して創建されました。
大奥の女中達は、
他を抜いて(たぬき)玉の輿に乗った桂昌院の幸運にあやかりたいと、
こぞって崇拝したといわれています。
後に当地に祠を遷され、明治二年に柳森神社に合祀されました。
おたぬきさん福寿神:由緒
足元にたぬきが狛犬のように控えています。
力石群(ちからいしぐん)
江戸時代には若者たちの間で重量のある石を持ち上げ、
力自慢を競ったといわれています。
柳森神社のご朱印
柳森神社:ご朱印
ご朱印は100円を賽銭箱に納め、社務所前に置いてある印を自分で押しました。
神社情報
- 住所:東京都千代田区神田須田町2-25-1
- アクセス:秋葉原駅徒歩5分
神社周辺:江戸・明治の遺構
万世橋(まんせいばし)
万世橋と昌平橋の間に江戸城の筋違門がありました。
明治五年(1872年)に門が撤去され、その石材で万世橋が架けられました。
明治四十五年(1912年)には甲武鉄道(のちの中央線)万世橋駅が開業すると、
橋は交通の要衝として大きく賑わったといわれています。
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烏森神社:東京都港区
椙森神社:東京都中央区
柳森神社:東京都千代田区
太田道灌が定めたとされる、社名に『森』の字のつく三社の総称です。