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増上寺塔頭:宝珠院(ほうじゅいん)
港七福神めぐりの弁財天を祀る宝珠院は増上寺の塔頭です。
東京タワーが間近に見える場所にあります。
港七福神めぐり
弁天池
宝珠院の横には弁天池があります。
かつては「蓮池」「ゆりが渕」などと呼ばれていました。
由緒
貞享二年(1685年)に増上寺三十世霊玄上人により、
蓮池の弁天堂の建立と同時に開創されました。
ご朱印敷き紙には由緒などが書かれていました。
本堂
御本尊:阿弥陀如来
江戸初期に造られたとされます。
妙見菩薩
本堂の改修に合わせて、新しく奉納された妙見菩薩像がお祀りされています。
開運出世大辨財天
徳川家康に篤く信仰され、念持仏として、
家康自ら『開運出世大弁天』と名付けられました。
港七福神めぐりのひとつとして数えられ、
毎年4月17日の家康の命日に御開帳されます。
三竦み(さんすくみ)
境内には、石像のへび、かえる、なめくじが点在していました。
『へびはかえるを食べる、かえるはなめくじを食べる、なめくじがへびを溶かす』
という三者とも動けなくなる「三竦み(さんすくみ)」を意味しています。
物事が動かなくなる、転じて平和を願う気持ちが表現されています。
三竦み:へび
三竦み:かえる
三竦み:なめくじ
花籠(はなかご)
宝珠院のご朱印
御本尊・阿弥陀如来:ご朱印
薬師如来:ご朱印
閻魔大王:ご朱印
閻魔大王坐像は港区指定有形文化財となっています。
港七福神めぐり・弁財天:ご朱印
寺院情報
- 住所:東京都港区芝公園4-8-55
- アクセス:都営大江戸線赤羽橋駅徒歩約5分・都営三田線芝公園駅徒歩約7分
- HP:https://hoshuin.jp/
宝珠院周辺
台徳院御霊屋別当:大眼院(だいげんいん)
宝珠院の道路を挟んだ斜め前には、台徳院御霊屋別当の大眼院があります。
増上寺に、江戸幕府二代将軍の徳川秀忠の廟所である台徳院御霊屋が造営された際、
恵眼院(大眼院の旧寺名)と宝松院が別当として建立されました。
台徳院御霊屋は、太平洋戦争の空襲で焼失し、
現在はホテルのザ・プリンス・パークタワー東京が建っています。
大眼院は横浜、新宿に移転し、
平成二十五年(2013年)に増上寺の旧山内の現在地に戻りました。
外壁の瓦は、増上寺大殿の屋根葺き替えに伴って、譲り受けたそうです。
ご覧頂きましてありがとうございます。
昭和八年(1933年)発足の『麻布稲荷七福神詣』が始まりとなります。
戦争の影響で昭和十五年(1940年)に中断しましたが、
昭和四十一年(1966年)に『港七福神めぐり』として再編されました。
宝珠院、飯倉熊野神社、十番稲荷神社、大法寺、櫻田神社、
六本木天祖神社、麻布氷川神社
元旦から成人の日までの期間のみご朱印が授与されます。
港七福神めぐり公式サイト:https://www.minatoshichifukujin.org/index.html