鎌倉幕府八代執権北条時宗公産湯の井:鎌倉最古の神社:長谷鎮守:甘縄神明神社(あまなわしんめいじんじゃ)
鎌倉青年團:安達盛長邸址石碑
鎌倉幕府有力御家人の安達盛長の屋敷跡という石碑がありますが、
近年では御成町の今小路西遺跡(御成小学校)にあったという説が有力だそうです。
鎌倉幕府有力御家人:安達盛長(あだちもりなが)
由緒
和銅三年(710年)に行基が草創し、豪族の染谷時忠によって創建されたといわれています。
源義家は源頼義が甘縄神明宮に祈願して出生したといわれ、
後に義家は永保元年(1081年)に神社を再建しました。
石碑には『源義家朝臣再建』と書かれていました。
明治二十年(1887年)には長谷寺の鎮守である五社明神が合祀されました。
『甘縄神明宮』などと呼ばれていましたが、昭和七年(1932年)に甘縄神明神社となりました。
鳥居
由比ヶ浜大通りから入ると鳥居があります。
北条時宗公産湯の井
鎌倉幕府八代執権の北条時宗は、建長三年(1251年)に安達邸で誕生しました。
北条時宗の妻である覚山尼は安達義景の娘で安達泰盛の妹にあたります。
参道階段
社殿
昭和十二年(1937年)に本殿と拝殿は再建されました。
手水舎
『漱石』と書かれていました。
鎮魂の碑
米寿の碑
歌碑
神輿庫
甘縄神明宮からの景色
高台にあるため、由比ヶ浜方面を眺めることができます。
甘縄神明宮のご朱印
甘縄神明神社:ご朱印
社務所は普段無人で、ご朱印は大町の八雲神社で頂くことができます。
神社情報
- 住所:神奈川県鎌倉市長谷1ー12−1
- アクセス:江ノ島電鉄長谷駅徒歩約5分
甘縄神明神社周辺
由比ヶ浜
甘縄神明神社から江ノ島電鉄由比ヶ浜駅を越えて約12分歩くと、由比ヶ浜に着きます。
由比ヶ浜スポーツ広場:鎌倉海濱院・鎌倉海濱ホテル跡石碑
由比ヶ浜のそばにある由比ヶ浜スポーツ広場には、
『鎌倉海濱院・鎌倉海濱ホテル跡石碑』がありました。
大村藩の医者である長与専斎(ながよせんさい)の設立した日本初のサナトリウムが起源で、
その後三渓園で有名な原三渓らの出資でホテルとなりました。
由比ヶ浜スポーツ広場:タンコロ(江ノ電107号車)
江ノ電107号車(通称タンコロ)が展示されていました。
50年に渡って活躍した後、昭和五十七年に鎌倉市に寄贈されました。
鎌倉市景観重要建築物:加賀谷邸
甘縄神明神社のそばに加賀谷邸の看板のありました。
鎌倉市景観重要建築物になります。改修工事中のようでビニールシートに覆われていました。
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源頼朝の乳母である比企尼の長女・丹後内侍(たんごのないし)を妻に持ち、
頼朝が伊豆に流されていた時代から仕えていました。
頼朝と北条政子の仲を取り持ったともいわれています。
平家との石橋山の戦いに敗れた後、下総国の大豪族である千葉常胤を説得し、
味方につけました。正治元年一月に頼朝が亡くなると出家し、
翌年正治二年四月に盛長自身も亡くなりました。享年六十六でした。