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武蔵野七福神・毘沙門天:浄心寺(じょうしんじ)
由緒
浄心寺のある飯能(はんのう)は昔は判乃という地名で、
武蔵七党の丹党に属する判乃氏の所領でした。
明応~文亀年間(1492年~1504年)の創建で、
開山は聚栄常福大和尚と伝えられています。
建治元年(1275年)を最古とした数基の古い板碑が現存している為、
更に古い歴史を持つと考えられます。
その後能仁寺の五世吉州伊豚大和尚が中興開山となり、
慶長十二年(1607年)に再興されました。
本堂
御本尊の阿弥陀三尊が安置されています。
本堂の前に三本杉があります。
観音堂
昭和六十一年(1986年)に再建されました。
札所の十一面観音が祀られています。
かつて本山修験道の大悲山本明院の本尊でしたが、
明治の修験道廃止令の為廃寺になり、
銅造釈迦如来像とともに、浄心寺に移されました。
武蔵野三十三観音霊場
専用の御朱印帳を購入して巡拝しました。
毘沙門堂
駒込の吉祥寺で修行していた浄心寺の六世梁観禅棟大和尚は、
学業成就を毘沙門天に祈願し、見事主席をとることができました。
寺に戻った和尚は、
近隣の八幡町に居を構えていた堤家伝来の毘沙門天像を譲り受け、境内に安置しました。
寅歳のみ御開帳されます。
善の綱
毘沙門天像の右手に結ばれている善の綱を、
角塔婆(かくとうば)を通して参拝することで、ご縁を結ぶことができます。
武蔵野七福神
武蔵野七福神は飯能市、所沢市、入間市にかけて、
6つの寺院と1つの神社で構成される埼玉県で最も古い七福神札所です。
昭和六年に発足しました。
境内と庭園
くろかみ地蔵菩薩
六地蔵
浄心寺のご朱印
武蔵野三十三観音霊場第二十三番札所:ご朱印
武蔵野七福神・毘沙門天:ご朱印
浄心寺授与品
御供物のお菓子を頂きました。
寺院情報
- 住所:埼玉県飯能市矢颪222
- アクセス:西武池袋線飯能駅徒歩10分
浄心寺周辺
飯能付近の河岸段丘
ご覧頂きましてありがとうございます。
武蔵野三十三観音霊場は昭和十五年に郷土史家の柴田常恵氏の発願で、
番外を含めた三十四箇所の寺院を選定し、結成されました。
西武池袋線・秩父線沿線に点在している霊場です。
石神井から所沢、飯能方面に分布しています。