東京都文京区:伝通院鎮守:慈眼院・澤蔵司稲荷(ご朱印無し)

慈眼院(じげんいん)・澤蔵司稲荷(たくぞうすいなり)

慈眼院・澤蔵司稲荷伝通院別当寺鎮守となります。

由緒

元和六年(1620年)伝通院廓山上人(かくざんしょうにん)によって、
慈眼院別当寺となり、澤蔵司稲荷祀られました。

元和四年(1618年)学寮主極山和尚の門を、
澤蔵司(たくぞうす)と名乗る僧が入門しました。三年浄土教の奥義を習得し、
廓山上人極山和尚の夢枕に立ち、自らを稲荷大明神と名乗り、
長く伝通院を守護するので稲荷大明神を祀るようにと告げたいういわれがあります。

善光寺坂のムクノキ(澤蔵司稲荷の御神木)

慈眼院・澤蔵司稲荷前の道である善光寺坂には、
澤蔵司稲荷御神木であるムクノキがあります。
道路拡張の際も、御神木をよけて工事が行われたそうです。

善光寺坂

慈眼院・澤蔵司稲荷から善光寺坂を下りていくと、
伝通院塔頭善光寺があります。お寺の名前をとって坂の名となりました。

山門

静かで落ち着いた境内でした。

本堂

本堂昭和三十六年に再建されたそうです。

本堂の上部には白い狐が彫られていました。

木遣り塚

霊窟:おあな

奥の階段下には朱塗りの鳥居に囲まれた祠があるそうです。
古来より霊狐の棲む霊場として知られています。

寺院情報

HPの記載によると、ご朱印の頒布はされていないという事でした(令和五年二月現在)

ご覧頂きましてありがとうございます。