神奈川県川崎市：京浜四大本山巡り：川崎大師のご朱印

『川崎大師』の呼び名で有名ですが、
正式には『川崎大師平間寺(へいけんじ)』と呼ばれています。

全ての本山のご朱印を頂くと、結願記念として飾れるようになっています。

兼乗の姓である平間をもって平間寺(へいけんじ)と号し、
御本尊を厄除弘法大師と称しました。
これが川崎大師平間寺のおこりとなります。

霊場専用の納経帖で巡拝しました。

大山門は開創八百五十年の記念事業として、
昭和五十二年(1977年)に建立されました。

京都の東寺にある国宝・四天王像を模刻造立した、持国天像(東方)、増長天像(南方)、
広目天像(西方)、多聞天像(北方)が奉安されています。

昭和三十九年(1964年)に落慶されました。

堂内には御本尊の厄除弘法大師を中心に不動明王、愛染明王、稚児大師、救世観音、
金剛界曼荼羅、胎蔵界曼荼羅が奉安されています。

参拝時には四月八日の花まつりを控えて花御堂が設置され、
お釈迦様に甘茶をかけさせて頂きました。

御本尊弘法大師である『厄除遍照殿』のご朱印を頂きました。

10年に一度の『大開帳奉修』の際の大本堂です。

境内にある旧本堂礎石は、
天保五年(1834年)に弘法大師一千年御遠忌を記念して建立された旧本堂の礎石になります。

旧本堂は、間口(28.8メートル)、奥行(32.4メートル)、高さ(22メートル)の、
総欅造・総銅甍葺の建物でしたが昭和二十年の空襲で焼失しました。

弘法大師一千百五十年御遠忌並びに吉例大開帳奉修の年である、
昭和五十九年(1984年)に落慶されました。

塔内の二層には両界曼荼羅並びに真言宗祖師恵果和上、弘法大師、興教大師の三尊像、
初層には金剛界五智如来尊像、真言八祖尊影、
地階慰霊堂には釈迦如来尊像が奉安されています。

昭和三十九年(1964年)に落慶されました。

堂内には成田山新勝寺の御本尊不動明王の御分躰が勧請、奉安されています。

不動堂では不動明王のご朱印を頂きました。

不動堂の正面には不動門があります。
太平洋戦争で失われた旧大山門の跡地に、昭和二十三年に有縁の地より移築されました。
大山門が復興するまでの約三十年間、川崎大師の山門でした。

その後不動堂正面に移築・建立されました。

経蔵は平成十六年(2004年)に吉例大開帳奉修記念事業として落慶されました。
説法釈迦如来が奉安されています。

薬師殿は開創八百八十年の記念事業として、平成二十年(2008年)に開設されました。

堂内には薬師如来尊像、十二神将(信仰する人々を守る武神)が奉安されています。

薬師殿では薬師如来のご朱印を頂きました。

元はひょうたんの形でした。多摩川から分水した二ヶ領用水が池に入り、
鶴や鴨が悠々として遊んでいたといいます。
昭和九年の大本坊建立により大半が埋められ、今日の形となりました。

ひょうたん池にはやすらぎ橋が架かっています。

鐘楼堂は寛政元年(1789年)に創立されました。本堂の前にありましたが、
大正十二年の関東大震災で倒壊し、昭和五年に現在地に移転されました。
その後戦災で焼失し、昭和二十三年に再建されました。

昭和四十九年の大開帳奉修記念に建立されました。

御本尊は如意輪観世音(にょいりんかんぜおん)と、准胝観世音(じゅんていかんぜおん)で、
京都の醍醐寺の清龍権現のご分躰を勧請して、安置しました。

第五十五代横綱北の湖は川崎大師の檀家でした。
平成二十九年の三回忌に親族によって銅像が奉納されました。

宝暦六年に徳川三卿の田安家より寄進されたものです。

茶室の光聚庵と心月庵があります。

光聚庵の名は三笠宮妃殿下より賜りました。
心月庵は十五世裏千家家元の千宗室の命名で、
千家の又穏(ゆういん・本茶屋)をうつしたものです。

平成三年に千利休居士四百年遠忌を記念して建碑されました。
毎年十月に茶筅供養が修行されます。

建立当時から参詣者や俳人に親しまれているそうです。

昭和三十三年の本堂再建の際に高浜虚子を招いて句会が開催されました。
その際の高浜虚子の献句を建碑しました。

明治十六年に建立されました。

天保四年(1833年)に建てられました。空海による漢詩です。

左の二つは「さし石」といい、頭の上にさしあげました。
大きい方は三十六貫(135㎏)あります。

右の三つは「おったて石」といい、一番大きいものは百貫(375㎏)あります。
これを起こして真っ直ぐ立てました。
これが出来た者は一人前とみなされました。

江戸時代の寛永五年(1628年)に建てられました。
阿弥陀如来への信仰をあらわす『南無阿弥陀仏』の六文字を石に刻んだものです。

太平洋戦争の空襲で幹の大半を焼失しましたが、その後蘇生しました。
根元には焼失した痕跡を見ることができます。

東京消防組の発起にて建設されました。明治二十一年に石工酒井八右衛門が起工しました。

平成十八年(2006年)に落慶されました。

祈禱殿内には御本尊弘法大師を中心に大聖不動明王、般若守護十六善神、
金剛界曼荼羅、胎蔵界曼荼羅が奉安されています。

弘法大師のご朱印を頂きました。

国道409号線沿いにあり、交通安全、車体安全が祈願されます。

入口には『富士製鋼株式会社発祥の地』の碑がありました。
現在の『日本製鉄』の前身の会社で、大正六年にこの地で誕生しました。

今から370年以前に創建されたといいます。
平間寺に参拝する人がお堂の格子に手綱を結ぶと、
どんな暴れ馬でもおとなしく待っていたそうです。

そこで赤い布に好きな人の名前を書き、
格子に結び良縁を願うようになり、若い人のお詣りも多いといいます。

『弘法大師ご誕生1250年』の印が押されています。

『弘法大師ご誕生1250年』の印が押されています。

『弘法大師ご誕生1250年』の印が押されています。

『弘法大師ご誕生1250年』の印が押されています。