東京都墨田区:本所一ツ目弁財天:江島杉山神社のご朱印

杉山和一総検校を祀る:江島杉山神社(えじますぎやまじんじゃ)

検校(けんぎょう)

検校(けんぎょう)

中世・近世の盲目の役職の最高位名称です。
琵琶や管弦・鍼・按摩などの仕事に携わっていました。

御祭神:杉山和一(すぎやまわいち)

杉山和一

御祭神である杉山和一は、武家の生まれで、幼くして病で失明し、
身を立てるために鍼術を志しました。
江ノ島弁財天岩屋籠り、断食修行を行い、満願の日、
大きな石につまずいて倒れてしまいました。
何か足に刺さるものがあり、手に取ってみると、
筒状になった椎の葉松葉が詰まっていました。
そこから現代の鍼術の主流となっている、「管鍼術」を授かったといわれています。
(鍼を管に入れ、的確にツボを押さえるという画期的なものであったそうです)

その後京都で更に鍼術を学び、江戸で開業すると、鍼の名人として有名となり、
江戸幕府五代将軍徳川綱吉に召し抱えられるまでになりました。

綱吉の難病を治療・回復させた功により、和一が八十三歳の時に、
何か欲しい物はないかという綱吉の問いかけに、
ただ一つ目が欲しゅうございます」と答えました。

そこで当所である本所一ツ目総録屋敷の領地をもらい、
江ノ島弁財天勧請して祀ることも許され、
荘厳な社殿が建立されました。

たちまち「本所一ツ目弁財天」と呼ばれ名所になりました。

明治四年に社名は江島神社となりました。

その後昭和二十七年に境内にあった杉山神社合祀し、
江島杉山神社となりました。

御祭神

御祭神

市杵島姫命(弁財天)
杉山和一総検校(すぎやまわいちそうけんぎょう)

社殿

江島杉山神社のご朱印

平成二十六年拝受:ご朱印

令和二年拝受:ご朱印

弁財天:ご朱印

神社情報

江島杉山神社周辺:忠臣蔵の遺構

一之橋(いちのはし)

隅田川から入って一つ目の橋ということで『一之橋』と命名されました。

赤穂浪士泉岳寺へ引き揚げる際に最初に渡った橋としても知られています。

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